【UFC280】モハメッドがTDディフェンス→パンチ連打でブレディをストップし、NCを挟みオクタゴン8連勝
【写真】集計でパンチ数は同じだったが、モハメッドのほうが的確で効かせた結果となった(C)MMAPLANET
<ウェルター級/5分5R>
ベラル・モハメッド(米国)
Def.2R2分47秒 by TKO
ショーン・ブレイディ(米国)
開始早々、モハメッドが前傾姿勢で距離を詰める。ブレイディは下がりながらローを散らす。体を振り、フェイントを繰り返す両者。ブレイディの右ローにモハメッドが左ジャブを合わせた。ブレイディの左でモハメッドが下がる。しかしモハメッドの前進は止まらない。サウスポーにスイッチしたモハメッドの左ヒザ蹴りをすくい上げたブレイディが、そのまま押し込むもモハメッドは倒れず。立ち上がりケージ中央に戻す。
プレッシャーをかけるモハメッドに、ブレイディはワンツー。モハメッドは時おりスイッチして左の前蹴り、あるいは左ミドルハイからサウスポースタンスへと変わる。右ストレートが当たり始めたブレイディがモハメッドの右ローの打ち終わりに組みついたが、モハメッドをテイクダウンすることはできない。左オーバーフックで防いだモハメッドが右クロスを返す。ブレイディもサウスポーから左ストレートを当てた。
前に出るモハメッドの右が、ケージを背負ったブレイディにヒット。ブレイディの左ハイをブロックしたモハメッドだが、パンチを食らう場面が出て来る。しかしモハメッドも右クロス。ブレイディは下がりながら左フックを当てたが、モハメッドがパンチの連打で攻め立てた。
2R、ブレイディが右ローを当てるが、ここでもモハメッドが距離を詰めて来る。ブレイディは下がりながら左インロー。モハメッドの右がブレイディの顔面をかすめた。右ローからワンツーを見せたモハメッドは、ブレイディのテイクダウンを防ぎ続ける。ブレイディも左の蹴り上げから、左フック、左ストレートを当てる。しかしモハメッドがパンチを打ち返し、ケージを背負わせるように。
ブレイディの顔面に出血が見られる。左右のステップを踏むブレイディだが、ケージを背負う場面が多い。ケージ中央からシングルレッグで飛び込んだブレイディ。これもモハメッドはスプロールした。お互いにスイッチを繰り返しながらパンチと左ミドルを繰り出すなか、ブレイディがボディロックで組みつくも、これも切られた。ブレイディの左ローでモハメッドがバランスを崩す。しかしすぐに立ち上がったモハメッドが右ストレートを効かせ、手が止まったブレイディにパンチの連打を浴びせてレフェリーストップを呼び込んだ。
モハメッドはこれでオクタゴン5連勝、ノーコンテストを挟んで3年負けなしとなった。