＜UFC世界ウェルター級選手権試合／5分5R＞
[挑戦者] ジャック・デラ・マダレナ（豪州）
Def.3-0:49-46.48-47.48-27
[王者] ベラル・モハメッド（米国）

マダレナがどっしりと構えて右ストレートで前に出る。モハメッドが左ミドルを蹴ると、マダレナはジャブとインロー、右ストレートを伸ばす。モハメッドもジャブを返して左ミドルを返す。マダレナが細かくジャブを突くと、モハメッドも左フックを返す。インローを蹴るマダレナ。モハメッドは左ジャブを返して左ミドルとワンツー、歩くようなワンツーで前に出る。距離を取ったマダレナはジャブと右カーフ、モハメッドはスイッチして左ストレートを繰り出す。

マダレナは左ハイと左ストレート、スイッチして左ミドルを蹴る。モハメッドはジャブから前に出て、マダレナはインローを蹴る。マダレナがサウスポーになるとモハメッドは右ミドル。構えを戻したマダレナはモハメッドの前足にローを集めて左アッパーを突き上げる。モハメッドは右ストレートを振ってダブルレッグに入るがすぐに離れる。モハメッドはミドルを蹴って、サウスポーに構えるマダレナにジャブとワンツー。マダレナは右の縦ヒジを狙う。モハメッドは左ミドルを蹴ってパンチで前に出ると、マダレナも右アッパーからパンチをまとめる。

2R、マダレナはオーソドックスに構えてジャブを突く。モハメッドは左ミドルを蹴って、サウスポーにスイッチする。モハメッドがマダレナの右ミドルをキャッチして前に出るが、足を抜いたマダレナは右ストレートを返して、ジャブから前に出る。モハメッドはパンチ主体のマダレナに左ミドル、下がりながらワンツーを返す。マダレナはサウスポーに構え、ジャブから左ストレート。モハメッドのパンチを頭を振って空振りさせて左右の前蹴りを突き刺す。

オーソドックスに戻したマダレナがワンツー、モハメッドは左ミドルを蹴る。マダレナは左ボディと右の前蹴り、モハメッドは右のアッパーから飛び込んで、上体を沈めての右ストレート。マダレナはアッパーも見せつつ、モハメッドのパンチに対してはボクシングのように頭を下げてかわす。ガードを高く上げてインローとストレートを繰り出すマダレナ。モハメッドは右ヒジも見せつつ、右ストレートからダブルレッグで押し込む。モハメッドはテイクダウンを狙いつつ離れ際にパンチとヒジをまとめ、マダレナも左を返した。

試合がスタンドに戻ると、オーソドックスのマダレナがジャブとインロー。モハメドも右を振って距離を詰めつつ、テイクダウンのフェイントから右をねじ込む。マダレナはスイッチして左ストレートを当て、モハメッドのスピニングバックフィストを空振りさせる。マダレナも回転技のフェイントを見せ、スピニングバックキックを見せた。

3R、モハメッドがジャブからパンチをまとめる。マダレナはガードを高く上げて頭を振りながら前進。左ボディから顔面への右ストレートにつなげ、モハメッドのパンチをボディワークで空振りさせる。さらにマダレナはサウスポーに構えると左ミドルを蹴り、オーソドックスに戻すとテイクダウンのフェイントも見せた。モハメッドはジャブから前に出て、ワンツー、右の顔面前蹴り。サウスポーのマダレナは左ストレートを細かく当て、オーソに戻すと右カーフを蹴る。

サウスポーに構えるマダレナが左の前蹴り、オーソに戻すとワンツー。モハメッドもパンチからヒザ蹴りまでつなげるが当たらない。マダレナは構えをスイッチしながらジャブ・ワンツーと前蹴り。モハメッドも右ストレートを見せて、左ミドルを蹴る。マダレナは飛び込むような右を当て、スイッチすると左ストレート・左フック。モハメッドは右アッパーから距離を詰めて右ストレートからまとめる。さらに左ミドルを蹴って右ヒジ。ダブルレッグに入ってマダレナをケージに押し込むと、逆にマダレナがテイクダウンを仕掛ける。

4R、オーソのマダレナがジャブと右カーフ。モハメッドはジャブからパンチをまとめて距離を詰める。マダレナが距離を取ると、モハメッドが左ミドルを蹴る。マダレナが足を使いながらジャブと右ストレート、モハメッドもワンツーで飛び込む。マダレナはサウスポーにスイッチして左ストレート→右フック→左ストレートとパンチをまとめる。モハメッドはジャブ・左フックから前に出て、クリンチして右アッパーを連打。ここから組んでマダレナをケージに押し込むモハメッドだが、離れたマダレナは左ストレートを当てる。

モハメッドはすぐに距離を詰めてマダレナをケージに押し込んでバックへ。ここでモハメッドがヒザ蹴りを入れる。正対したマダレナがモハメッドをケージに押し込むと、入れ替えたモハメッドがクリンチから右アッパーを連打する。スタンドに戻るとモハメッドが右ストレートと右ミドル、マダレナはジャブとワンツーを返す。マダレナはスイッチしながらジャブを当て、モハメッドがダブルレッグで飛び込む。これを切ったマダレナがモハメッドをケージに押し込むが、入れ替えたモハメッドがバックを狙いつつヒザ蹴りとハイキック。ここはマダレナが離れて、スタンドでは右フックを当てる。

5R、マダレナはジャブを突いて、右ストレートと左フック。足を使ってケージ内を大きくサークリングする。モハメッドはジャブから前に出て、スイッチして左ミドルを蹴る。下がりながら右ストレートを返してヒザ蹴りを突き上げるマダレナ。モハメッドもジャブから前に出るが、マダレナはサークリングして左右のストレートを当てる。モハメッドは流血しながらも前に出て右ストレート、マダレナのパンチにダブルレッグを合わせてクリーンテイクダウンを奪う。モハメッドはマダレナの右足を超えてハーフガードでトップキープし、細かくパンチを落とす。マダレナもモハメッドの体を押し離して立ち上がる。

すぐに前に出るモハメッド。マダレナはヒジを返して左フックを当てる。さらにマダレナはモハメッドをケージに詰めてボディと顔面にパンチを打ち分ける。ここから組みの攻防になるとマダレナがニータップでテイクダウンを狙うが、それを切ったモハメッドが後方に投げて上を取る。一気にパンチを連打するモハメッド。マダレナが立つところでバックについてヒザ蹴り。マダレナは投げを狙って離れる。マダレナが左から前に出て連打、三日月蹴りを突き刺す。モハメッドも流血しながら全身して右フックを強振する。ここで試合終了となり、マダレナが判定3-0で勝利。ウェルター級のベルトを巻いた。

試合後、マダレナは「ファッ〇ングッド。彼は圧を凄くかけてきた。ベラルのレスリングの圧のなかで、留まらないように戦った。残り30秒というのを確認して、最後まで攻めようと思った。豪州にとって3つ目のUFCのベルトだ。レッツゴー！」と語った。

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