【UFN265】ジャブ+関節蹴り&カーフで自分の距離をキープしたギャリーが元王者モハメッドを判定で下す
<ウェルター級/5分3R>
イアン・ギャリー(アイルランド)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ベラル・モハメッド(米国)
モハメッドがすぐに距離を詰める。ギャリーは関節蹴りやジャブで距離を取る。モハメッドはジャブを顔とボディに振って前に出て左ミドル、ギャリーが左手を伸ばすとアイポークとなってしまい、モハメッドにインターバルが与えられる。再開後、ギャリーがリーチを活かしたジャブと前蹴り、右の関節蹴りを当てる。モハメッドは細かいジャブから右ストレートにつなげる。
ギャリーはジャブと左ミドル、右の関節蹴り。モハメッドは体を沈めるようにしてジャブと右ストレート、細かいフェイントを入れる。ギャリーはジャブを返して右の関節蹴り。モハメッドはジャブ・左フック、ギャリーは右カーフでモハメッドを転倒させて右の関節蹴り。モハメッドはパンチを空振りするが左ミドルを蹴って、左腕を差しながら組みつく。
モハメッドがギャリーをケージまで押し込むが、ギャリーが離れる。ギャリーは右カーフと右の関節蹴り、右ストレートから左フックを返す。なかなか距離を詰められないモハメッド。ギャリーは右カーフを蹴り、組みついたモハメッドがギャリーをケージに押し込んでヒジ打ち。離れたギャリーはスピニングバックキックを繰り出す。
2R、ギャリーが前に出ながら右の関節蹴り。モハメッドのジャブに右ストレートを返して左ハイを蹴る。モハメッドもギャリーのジャブに右ストレートを打ち返し、ジャブ・フックで前に出る。ギャリーはそれをバックステップでかわして右ストレート、細かいジャブを当ててスピニングバックと右の関節蹴り・カーフを蹴る。やや打撃で押されるモハメッドが組みついてギャリーの後ろに回るが、ギャリーが正対して離れた。
ギャリーが距離を取りながら右の関節蹴り。モハメッドがシングルレッグに入ってギャリーをケージに押し込み、両差しで組む。ギャリーは左腕を差し返しつつ離れる。モハメッドがすぐにジャブから前に出て、再びシングルレッグへ。ここは逆にギャリーがモハメッドをケージに押し込んでバックへ。ここはギャリーが深追いせずに離れる。ギャリーは右の関節蹴りとカーフを蹴り、両手を伸ばしてモハメッドの顔を押す。ここでモハメッドがアイポークをアピールし、再びモハメッドにインターバルが与えられた。
再開後、ギャリーが左ミドル、ジャブとワンツー。モハメッドもパンチから左ミドル、左フックから飛び込んで組みつく。左腕を差したモハメッドが細かくパンチを入れ、ギャリーはモハメッドが両差しで組んでもケージを背にして倒れない。終了間際、左腕を差し返しつつヒジを狙った。
3R、ギャリーがジャブで距離を取る。モハメッドも踏み込んでジャブと右フック、ジャブで前に出る。ギャリーは右の関節蹴りとカーフ、モハメッドの右に合わせて組む。離れたギャリーはジャブ、スピニングバックフィスト、顔面前蹴り、右カーフ。モハメッドはシングルレッグでテイクダウンを狙いつつ離れ際にヒジ、細かいパンチで前進してダブルレッグに入る。
ここもギャリーはテイクダウンを許さずに離れて右の関節蹴りを連発。モハメッドに組みつかれるギャリーだが、逆にモハメッドをケージに押し込んで右ヒザを突き上げる。スタンドではギャリーが距離を取りながらジャブを当て、モハメッドのテイクダウンをディフェンスしながらパンチを繰り出す。
残り1分を切って組みの攻防になるとギャリーが右ヒジ、離れた右の顔面前蹴り。互いに蹴りを繰り出すがクリーンヒットはない。ラウンド終了になると、両者ともに手を挙げて自分の勝利をアピールする。ジャッジ3名ともギャリーを支持し、ギャリーがランキング2位の元王者モハメッドから勝利を収めた。試合後、ギャリーは現王者イスラム・マカチェフへの挑戦をアピールした。













