【DWCS2022#10】初回にダウンを喫したパターソンが、2Rにアッパーからフロント系絞め→RNCで逆転
【写真】やや遠めの距離からローを効かせ、近づいてヒザ蹴りという従来の戦い方ではなく、カウンターでダウンを奪い寝技で勝利したパターソン(C)Zuffa/UFC
<ライト級/5分3R>
サム・パターソン(英国)
Def.2R4分18秒by RNC
ヴィニシウス・センシ(ブラジル)
BRAVE CFで活躍してきた英国人ファイターのパターソンが、センシのローをかわしてワンツーから右ハイを蹴っていく。長身&リーチの長いパターソンに対し、果敢に踏み込んでパンチをヒットさせたセンシは、クリンチの攻防でヒザを連続でボディに突き上げる。ケージ際でのポジションの入れ替わりが続き、両者が離れる。センシは左を振るって、ワンツー。
続いて左オーバーハンドでダウンを奪う。すぐに立ち上がったパターソンは、ケージに押し込まれるもセンシが自ら離れた。センシが左からボディショットを決め、クリンチにも首相撲を取られてヒザ、続いてヒジを入れて離れる。パターソンはリーチの長さを殺され、エルボーを狙う。左オーバーハンドで詰めるセンシに対し、パターソンがワンツーのショートフックを当てる。
センシはパンチの距離は遠かったが、組んでボディロックテイクダウンに成功する。残り50秒、ワンフックから背中に乗ろうとするセンシだが、結果的に下になる。それでも腕十字から三角をセットしようとしたセンシが初回をリードした。
2R、パンチの交換からヒザを繰り出すセンシが、頭から前に出る。近い距離でフック、ヒザを放ったパターソンだが、左を被弾。その直後に前蹴りがセンシの腹に当たるが、足の裏が股間に触れ、センシがブレイクを要求する。再開後、パンチで前に出るセンシはヒザ蹴りから首相撲へ。パターソンはクリンチに捕えるが、すぐに離れる。パターソンの右ローに左を合わせたセンシはテイクダウン狙も、右アッパーを合わされる。
動きが止まったセンシをダースで捕らえ、上を取ったパターソンはギロチンに移行して再びダースを仕掛ける。絞めは解いたが上を取りきったパターソンが、枕で削りスクランブルでパワーギロチンへ。
体を捻って逃げたセンシのバックに回ったパターソンが、ワンフックで背中を制すと仰向けになりつつRNCへ。観念したセンチがタップした。