【Pancrase327】鶴屋怜がイリディアムと契約──「今は秋葉戦に100パーセント集中している」
【写真】その視線の先にあるのはUFCのみ──鶴屋怜(C)MMAPLANET
29日(火)にパラエストラ千葉ネットワーク総帥、Tsuruya Hiroshi Entertainment代表の鶴屋浩がSNSで次男=鶴屋怜がIRIDIUM SPORTS AGENGYと契約を果たしたことを公表した。
イリディアムといえば1月に鶴屋の孫弟子にあたるTheパラエストラ沖縄所属の修斗世界フライ級チャンピオン平良達郎が契約し、2月にはUFCとサインが成立している。
今回、イリディアムと怜を結びつけたのは、鶴屋の愛弟子でTheパラエストラ沖縄の松根良太代表だった。松根が怜の試合映像をイリディアムに送り、この縁となった。
その怜は4月29日(金・祝)にパンクラス立川大会で秋葉太樹と対戦が決まっている。父・浩によると「今後もパンクラスで戦い王座を目指す予定で、UFCはおろかコンテンダーシリーズも早いと考えていますが、得られる機会は生かしていきたいとも考えている」とのこと。
怜自身はパンクラス2戦目で王座を目指すとも公言している一方で、UFCはともかくコンテンダーシリーズとなる今秋に予定されている上海でのコンテンダーシリーズ(もしくは新機軸のRoad to UFCトーナメント)がUFC行きを考えた場合のオプションとなるのか。
いずれにせよ今回の契約の利点はプロアスリート用のP1ビザの取得が可能になり、米国での練習、試合出場に向けての壁が取り払われることだ。早速、秋葉戦後にもラスベガス修行が視野にあるという鶴屋怜。とはいってもイリディアムとの契約は、成功を掴むための一歩であって何かを成し遂げたわけでは一切ない。
その辺りは怜サイドも百も承知で「秋葉戦に100パーセント集中している」とのことだった。
今年の6月に20歳を迎える怜は、昨年2月のプロMMAデビュー以来3連勝中とはいえ究極の青田買いといえる。怜以外にもイリディアムは日本人選手との契約も進めているという話も伝わってくる昨今、MMAの型枠が急激に変化していることが実感される鶴屋怜のイリディアムとの契約締結だ。