【ONE130】自分の距離を保ちテイクダウンも奪ったローマンが佐藤将光にユナニマス判定勝ち
【写真】佐藤にはテイクダウンされ、下になる時間が多かった(C)MMAPLANET
<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
スティーブン・ローマン(フィリピン)
Def.3-0
佐藤将光(日本)
サウスポーのローマンが距離を詰める。佐藤はケージを背にしながらサークリング、スイッチしながら距離を詰めていく。右サイドキックでけん制した佐藤が、さらに右ハイを伸ばす。ローマンの左ストレートをかわした佐藤が距離を詰めるも、ローマンがワンツーで再び佐藤を下がらせる。しかし一気にショートレンジに入った佐藤がプレッシャーをかける。ローマンが前に出てきたところに右ストレートを合わせた佐藤。しかしここでバッティングが起こる。すぐに再開後、プレッシャーをかける佐藤。前に出てきたローマンに右ストレートを当てた。
ローマンの左ストレートはスリッピングアウェイでかわした佐藤が、残り2分でニータップを仕掛けた。これは逃げられた佐藤、ローマンの右サイドキックが下腹部に当たり、レフェリーが試合を止めてすぐに再開する。再開後は距離を詰めていく佐藤だが、ローマンのパンチがヒットする場面も。ローマンの伸びる左に対し、佐藤は左のサイドキックから距離を詰めるが、ローマンのローと左ストレートが伸びる。最後は佐藤がローマンにケージを背負わせてラウンドを終えた。
2R、ローマンの蹴り終わりで距離を詰める佐藤。しかしローマンが自分のレンジを保つ。佐藤はサイドキックとミドルハイを繰り出す。さらに右を狙うも、ローマンをとらえきれない。ローマンは左ハイから距離を取る。相手にケージを背負わせて右ストレートを繰り出すが、ローマンがサイドステップでケージ際から脱出した。ここで消極的とみなされたか、レフェリーが両者にイエローカードを提示した。再開後、パンチの交錯からローマンがダブルレッグでテイクダウンを奪った。
パンチを落としてくるローマンに対し、佐藤も下からヒジを打ち返す。足を効かせる佐藤へ、頭をつけてパンチを打ち込むローマン。レフェリーがブレイクをかけてスタンドに戻る両者。ローマンが下がりながら左ストレートを当て、さらにニータップも見せる。右ジャブと蹴りで距離を保つローマン、佐藤は追いかけるも捕まえられない。佐藤の右前蹴りにワンツーを返したローマンが、そのまま自分の距離を保てラウンド終了のゴングを聞いた。
最終回、ローマンの左ハイに右スピニングバックフィストを合わせた佐藤。距離を詰めてローマンにケージを背負わせる。しかし押し返すローマンが、右ジャブと右ローで佐藤を中に入れさせない。それでも佐藤は距離を詰めて右を当てる。ローマンの先手を取り始めた佐藤が右ミドルを当てる。ローマンのニータップをスプロールした佐藤が、プレッシャーをかけ続ける。下がりながら放つローマンの左は届かない。返しの右フックを食らいながらも前に出る佐藤。ここでローマンがニータップを仕掛け、佐藤に背中を着かせた。
ケージキックで頭の位置をケージ中央に向けた佐藤に対し、ローマンはトップからパンチをヒジを落とす。佐藤は下から三角を狙うも、かわされてしまう。ローマンの顔面から出血が見られる。その顔面にヒジを打ち込む佐藤。しかしローマンの手数が多い。残り20秒でレフェリーがブレイクをかけてスタンドへ。最後は佐藤がパンチを当て、さらに右テンカオで相手を下がらせた。
最後の佐藤の追い上げは届かず、ローマンがユナニマスの判定で勝利をものにした。