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【TORAO26】お蔵入り厳禁 闘裸男寝試合は森戸のヒールに対し田村がヒザ固めで応戦し、時間切れドロー

【写真】全日本柔術王者の森戸新士がグラップリングで観客を唸らせた (C)SHOJIRO KAMEIKE

5日(日)、広島市港区のBLUE LIVE HIROSHIMAでTORAO26が開催され、田村ヒビキと森戸新士が闘裸男 寝試合=グラップリングマッチで対戦した。

Text by Shojiro Kameike

カルペディエム福岡代表の田村ヒビキが、2019年の環太平洋ウェルター級王座挑戦以来となる闘裸男参戦。対する森戸は山口でLEOS柔術アカデミーを主宰し、JBJJF全日本選手権優勝、IBJJFアジア選手権2位などの実績を誇る、日本トップクラスの柔術家だ。そんな両者が繰り広げたグラップリングマッチをお伝えしたい


<グラップリング75キロ契約/5分2R>
田村ヒビキ(日本)
時間切れドロー
森戸新士(日本)


まず引き込んだ森戸が、田村の右足を抱えてシングルエックスから崩し、外ヒールで絞り上げた。田村が森戸の足のクラッチを解いてマットに背中を着くと、その動きに合わせて森戸がトップへ。ケージ際で田村の左足を掴んでコントロールする。


足を抜いて立ち上がる田村に対して、森戸はシッティングガードに。田村がグラウンドに入ってくると、森戸は田村の体を浮かせてからデラヒーバで捕らえつつ、田村の右足を抱えて内ヒールを仕掛ける。一度外されたものの、森戸はサドルで固め直して再び内ヒールを狙った。


森戸の足のクラッチを外し、回転して逃れる田村。森戸は内ヒールが外れると外ヒール、外ヒールが外れれば内ヒールと、次々と仕掛けていく。すると田村が、森戸の右足の下に左腕を通してヒザ固め。田村が絞り上げると、森戸はヒールのクラッチを外して上半身を起こした。

両足でクラッチして、さらに絞めていく田村。ここから森戸が田村の足のクラッチを外すと、田村がクラッチを戻してヒザを絞め上げるという攻防が続いた。そこで足のクラッチを外した森戸が、田村の右足へ外ヒール。これが深く入ったか、田村は体を反らしてヒザ固めを解いた。しかしホールが極まるまでには至らず、1Rが終了した。


最終回、森戸がスタンドで田村をケージ際まで追い込みながら、引き込もうと狙う。ここは田村もグラウンドに付き合わなかったが、再び田村をケージ際に追い込んだ森戸が、田村の左手首を掴んで引き込んだ。デラヒーバから田村の右足首を刈ろうとするも、取ることはできず。

すると森戸は田村の右手を掴んだまま、相手を立たせない。しかし田村も切って立ち上がり、以降は森戸が幾度となく下から仕掛けるも、それに付き合うことはなかった。ケージ際で、ボディロックで森戸を抑え込みにかかる田村。下から仕掛ける森戸。しかし決着はつかず、時間切れドローとなった。

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