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【Breakthrough Combat04】計量終了 ムエタイの神秘!! 竹本啓哉が逆立ちで最後の50グラムを落とす

【写真】なせ、これで50グラム落ちるのか。ほんと、科学的or医学的に証明してほしい(C)MMAPLANET

明日14日(水)、会場非公開&配信大会として実施されるBreakthrough Combat04の計量が13日(火)に行われた。
text by Manabu Takashima

フィリピン&韓国から3選手が来日し、ProgressとMMAの6試合が行わられる明日の大会。Progress暫定ウェルターチャンピオンの森戸新士が当日計量のため、11選手が計量に臨んだ。

10選手が1度でクリアするなか、ミスター再計量の異名を持つ(??)もつ竹本啓哉は100グラム・オーバーで、安定の再計量に。この「安定の」というのは、落としきれずGladiatorバンタム級王座が剥奪となったこともあったものの、過去に竹本は再計量でのパスが、本計量におけるパスを上回るのではないかというほど2度目のトライで落としてきたからだ。


ところがルールミーティングが終わり、他のファイターたちが計量会場を出た後、2度目のスケールにも竹本は50グラム・オーバーに。さすがに焦りと疲れが見えた竹本だったが、Progress実行委員の長谷川賢が「ムエタイとか、最後に逆立ちして落とすから。やってみたら」と提案する。

確かにルンピニーやラジャ、国内のキック団体でもタイ人ファイターが計量を前にして逆立ちをするシーンは1990年代から恒例となっている。ただし、タイのムエタイ戦士がMMAファイターの竹本のように水抜きでカラカラになることは、あまりない。

加えて逆立ちして体重が落ちるというは、何も科学的根拠がなく迷信のようなモノだ。周囲も長谷川の発言に「何を言っているんだ?」という表情を浮かべていたが、ダメ元で、いや藁をもすがる思いで逆立ちをした竹本は──。

なんと50グラム落ちて、61.65キロで計量をクリアしてしまった。首相撲でも、ヒザ蹴りでも、ヒジ打ちでもないが、まさにムエタイの神秘を目の当たりにした竹本の計量クリア劇だった。


■視聴方法(予定)
5 月14日(水)
午後6時00分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■Breakthrough Combat04対戦カード※現状

<バンタム級/5分3R>
ジョン・オルニド:61.3キロ
熊崎夏暉:61.5キロ

<バンタム級/5分3R>
石井逸人:61.5キロ
上田祐起:61.35キロ

<バンタム級/5分3R>
石井逸人:61.5キロ
上田祐起:61.35キロ

<バンタム級/5分3R>
ガドウィン・ランバヤン:61.4キロ
竹本啓哉:61.65キロ

<Progress暫定ウェルター級選手権試合/5分3R>
[暫定王者]森戸新士:──キロ※当日計量
[挑戦者]イ・ソンハ:77.0キロ

<Progress ライト級/5分2R>
大脇征吾:65.9キロ
椿飛鳥:70.5キロ

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