【DWCS S09Ep01】カポエイラ戦士ダ・シウバ。ヴィンガチーヴァを披露も、レスリング勝利に笑顔無し
<フェザー級/5分3R>
ラドリー・ダ・シウバ(カナダ)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ジョージ・マンゴス(豪州)
5歳からカナダで育ったブラジリアン。カポエイラ・ファミリー出身のダ・シウバが、MMAとして完成度が高いという高評価のマンゴスと対戦。すぐにスピニングバックキックを見せたダ・シウバが、ワンツーへ。マンゴスは蹴り足をキャッチして右を入れて、ダブルレッグへ。ダ・シウバは股下に腕を入れて、逆にテイクダウンを決める。
マンゴスは足を抜かせないように動き、腕十字の仕掛けから蹴り上げに。続いて足関節を狙うが、抜かれて背中を譲る。前転からスクランブルを仕掛けてもスタンドに戻せなく背中をつけた状態が続くマンゴス。ダ・シウバもパンチがなく、コントロールが続く。ケージを使って立ち上がったマンゴスだが、ボディロックテイクダウンを許す。ブリッジからバック狙いのマンゴス。ここも落とされ、ガードでラウンド終了を迎えた。
2R、すぐに距離を詰めたダ・シウバがローを蹴られても、カポエイラのヴィンガチーヴァを決める。マンゴスが立ち上がって、ボディロックから倒したダ・シウバが両足をフック。しかし、左足のフックが抜ける。下になる前に着地したダ・シウバに対し、頭を抱えたマンゴスはそのままダブルレッグでケージに押し込まれてしまう。
続くボディロックテイクダウン狙いに体重を合わせて、逆にバックを取ったマンゴスがボディトライアングルへ。胸を合わせたダ・シウバは三角を仕掛けに胸を合わせて防ぎ、立ち上がってリバーサル。マンゴスのロールを潰したダ・シウバがトップをキープする。ついにパスを決めたマンゴスはニーインべりーへ。マンゴスはロールして背中を見せる。ダ・シウバはマンゴスのスクランブル狙いをしっかりと潰し、トップから肩固めに。マンゴスはこの回もグラウンドでの防御に終始した。
最終回、ダ・シウバはすぐにシングルレッグ。マンゴスがヒザ蹴りを繰り出すが、そのまま倒されまたもバックを譲る。ロールから上を取ったマンゴスが、マウントへ。腕を差し入れたダ・シウバが反転してシングルでレッスルアップ。ダ・シウバが左腕を差し上げてテイクダウン。マンゴスはスクランブルでトップを取り、パスからマウントへ。背中を見せたダ・シウバを殴るマンゴスが、RNCを狙う。
仰向けになり、左右のパンチを打ちつけるマンゴスが絞めの機会を伺う。胸を合わせに行くダ・シウバの喉下に腕を差し込むマンゴスが、左から右腕にスイッチしてRNグリップへ。ここもシウバが防いだシウバは残り30秒を切ると、胸を合わせるスクランブル。ボディロックでリバーサルに成功し、上から殴る。マンゴスの腕十字を防いだダ・シウバが、逆転を許さなかった。
29-28×3でアップセットを起こしたダ・シウバは、「豪州1位に勝った。僕はカナダで1位で。この試合結果で英連邦フェザー級1位になった」と言いつつも、「僕の仕事は勝つこと。打撃を見せたかったけど、今日はレスリングで勝った。(10月18日のUFC)バンクーバー大会に出られるなら、カポエイラ戦士としてエキサイトな試合をして、フィニッシュする」と話した。