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【LFA215】上久保周哉の相手が、TUFシーズン24出場&ローカル団体3冠のエリック・シェルトンに変更!!!

【写真】危ない相手。まさに相手にとって不足がない。そしてやるしかない、上久保だ(C)LFA

22日(金・現地時間)にカリフォルニア州ベンチュラのベンチュラ・カントリー・イベント・センターで開催されるLFA215で上久保周哉と戦う予定だったマルコス・ブレノが、ヒザの負傷で欠場に。新たな対戦相手はエリック・シェルトンに決まった。
Text by Manabu Takashima

上久保サイドにブレノ欠場の報が届いたのは、日本時間で先週の木曜日=7日のことだった。2月のLFA初陣の際にも、渡米前日に当初の対戦相手だったバクドヴァル・ユニソフの欠場の連絡を受け、米国に向かう当日――つまり、試合の5日前にマテウス・サントスと戦うことが決まった経験をしている。

過去に大会当日に試合が流れたことや、自らの体調が要因でファイトウィークに欠場を決めたことがある上久保は、2週間以上前にブレノOUTを聞かされても全く動じることはなかった。


そして金曜日=8日の未明には、LFAはエリック・シェルトンを上久保に用意した。1991年生まれの34歳、戦績20勝8敗のシェルトンの名前にピンとくるMMAファンは少なくないだろう。

シェルトンはUFCとRIZINのフライ級の盛り上がりを受け、9年を経て再注目を集めるTUFシーズン24メンバーだ。シード15とほぼ最低評価でシーズンに参加し。初戦でシード2のヨニ・シェルバトフをRNCで下すと、準々決勝では修斗ブラジル王者のオナウド・カンジドから判定勝ちを収めた。

準決勝でシーズンを制したティム・エリオットに0-2で下ったシェルトンだが、UFCは彼とサインしている。オクタゴンではアレッシャンドリ・パントージャにスプリット判定負けジャレッド・ブルックスに1-2で下り、アレックス・ペレスに敗北するなど2勝4敗でリリースされたシェルトンだが、フライ級とバンタム級に行き来しつつ、3年前からバンタム級に専念。UFC後は8勝2敗1分と好調をキープしている。

Cage Aggressionバンタム級(TUF24には同プロ・フライ級王者として参戦)、UNITED MMA、Synergy FCとローカル団体の3冠王でもあるシェルトンは、17日(日・同)にFury FCで同じくUFCベテランのマナ・マルチネスと対戦予定だったが、マルチネス側の事情で流れていた。1週間後でなく、1週間前に試合が予定されていたシェルトンは、ショートノーティスとはいってもコンディションは万全であることが予想される。

元UFCファイター、上にあるようローカル3冠王。加えて直近5連勝のシェルトンだが、対戦相手の合計成績は48勝10敗とクオリティ・オポネントのみ。そんなシェルトンの出陣にLFAサイドも「シュウヤにとって、最高の相手になるだろう」と自信を持って上久保サイドにコンタクトした。

「相手、承知しました。もちろん、やります」と上久保も二つ返事で了承し、上久保を指導する司令塔=磯野元氏も「良い相手です。上久保が断る理由はないもない」と話している。

オタツイスターの衝撃的な勝利も、マネージメントサイドとUFCの間でコンテンダーシリーズ出場の俎上に載らなかったという厳しい現実を乗り越えるには、実績のある相手や勢いのある新鋭をことごとく潰し、フィニッシュするのみ。上久保のRoad to UFC in LFA第二幕、その行方を注視するしかない。

■視聴方法(予定)
8月23日(土・日本時間)
午前10時00分~UFC FIGHT PASS

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