【Breakthrough Combat04】森戸新士に挑戦。イ・ソンハ「寝技をしないなら、オファーに応じていない」
【写真】男前な言葉が聞かれたイ・ソンハだった (C)MMAPLANET
明日14日(水)に開催されるBreakthrough Combat04で、元Black Combat & DEEPライト級王者イ・ソンハが、Progress暫定ウェルター級チャンピオン森戸新士に挑む。
text by Manabu Takashima
2023年9月に大原樹理を下したスロエフストレッチで、強烈なインパクトを残したイ・ソンハ。その後、両ベルトを失いロングレイオフ期間に入っているが、2月のBTC03にセコンドとして来日した際にProgressに興味を持ち、今回のタイトル挑戦が実現した。
MMAでのグラップリングの強さは見せてきたが、打撃のないMMAと呼ばれるProgressでも、森戸が相手になるとまるで別競技となる。そんな異種なチャレンジを控えたイ・ソンハに、計量直後に話を訊いた。
──今、計量を終えました。ライト級のMMAの時と比較すると77キロの今回は余裕が感じられましたが、Progressルールに参戦するにあたって、このルールをどのように捉えているのでしょうか。
「減量は凄く楽でした。このルールは、自分の良さが出るルールだと思っています。年末にMMAの復帰戦を考えているのですが、そこに向けてとても良いトレーニング、実戦の経験になると思います」
──これまでノーギ、道着を問わずグラップリングの試合に出場した経験はありますか。
「MMAを初めて間もない頃、ずっと昔に出たことはあるのですが、グラップリングの試合で戦うのはそれ以来になります」
──MMAでもグラップリングが強いイ・ソンハ選手ですが、MMAでは相手が引き込むことはほぼないです。そのなかで、下を自ら望む選手と戦うことになると、その先の戦い方をどのように考えていますか。
「しっかりとタイトに組みつき、クラッチを組んで攻めていきます。なので引き込まれても、心配はしていません」
──これまで森戸選手と戦ったMMAファイターが、寝技に付き合う場面はほとんど見られなかったです。
「森戸選手を相手に積極的に寝技の攻防をしないのであれば、Progressで戦わないかというオファーに応じることはなかったです。サブミッションで勝ちます」
──首、手、足、どこを狙いますか。
「ハハハハ。自分は色々なシチュエーションで、サブミッションを狙うことが好きなんです。だから、試合展開によりますが、どこからでも狙います」
──MMAファイターとして、年末に試合を戦う予定だと言われていました。ここ1年強でリベンジをしないといけない相手が増えたかと思います。ここからMMAファイターとして、どのようなキャリアを積もうと考えていますか。
「正直なところ、自分のMMAファイターのキャリアはそれほど長くないと考えています。なので少しでも強い相手と、皆に喜んでもらえるエキサイティングな試合がしたいと思っています」
──押忍。実は自分はソウルのチョンフャンリに凄く好きな居酒屋さんがあって、そこのフライドチキンが大好きなんです。イ・ソンハ選手にそこ以上のフライドチキンを創ってもらえるようになって、自分を常連客にさせてほしいです(笑)。
「アハハハハハ。自分が飲食店で働いていることをよくご存じですね。でも居酒屋でなくて、パブです。自分と同じMMAファイターの弟が経営者で、自分はアルバイトの店員です(笑)。MMA Seoulと書いて、ムマソウルという店です」
──MMAと書いて、ムマ!
「ハイ(笑)、地下鉄のポンデイック(弘大入口)駅とハッチョン(合井)駅の間にあるので、せひ一度来てください」
■視聴方法(予定)
5 月14日(水)
午後6時00分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル
■Breakthrough Combat04対戦カード
<バンタム級/5分3R>
ジョン・オルニド(フィリピン)
熊崎夏暉(日本)
<58.5キロ契約/5分3R>
ザヒド・アフメド(インドネシア)
山崎蒼空(日本)
<バンタム級/5分3R>
石井逸人(日本)
上田祐起(日本)
<バンタム級/5分3R>
ガドウィン・ランバヤン(フィリピン)
竹本啓哉(日本)
<Progress暫定ウェルター級選手権試合/5分3R>
[暫定王者]森戸新士(日本)
[挑戦者]イ・ソンハ(韓国)
<Progress ライト級/5分2R>
大脇征吾(日本)
椿飛鳥(日本)