この星の格闘技を追いかける

【Breakthrough Combat04】スピード感溢れる打撃とボディへの打ち分け。オルニドが熊崎との熱戦を制す

【写真】2年2カ月ぶりの来日で急成長ぶりを見せたオルニド。将来性抜群のフィリピン人ファイターだ(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
ジョン・オルニド(フィリピン)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
熊崎夏暉(日本)

オルニドが右カーフ、右ストレートを当てると一気にパンチをまとめる。熊崎はパンチのフェイントからダブルレッグに入るが、オルニドがそれを切る。オルニドは熊崎の右ストレートに右を返し、ジャブから右カーフを蹴って、左フックを打ち込む。さらオルニドは右カーフ、左フックから右ストレート。熊崎もパンチで前に出るが、オルニドは下がりながら右ストレートを返す。

熊崎はテイクダウンを見せつつ、左フックから前進。オルニドは熊崎のパンチに右カーフを合わせ、プレッシャーをかけて右ミドルを蹴る。熊崎は前に出てワンツー、オルニドは右ストレートと右カーフで攻める。そこに熊崎がシングルレッグに入ってオルニドに尻餅をつかせるが、オルニドが立ち上がる。

前に出るオルニドが左ボディから右ストレート、熊崎もステップインからワンツー。オルニドのカーフにパンチを狙う。オルニドもジャブと右ボディ、熊崎もパンチをボディにも振って、左からダブルレッグに入ってバックへ。持ち上げてテイクダウンするが、ここはオルニドが立ち上がって正対する。左フックが交錯して組みの攻防になると熊崎が突き放す。最後はオルニドが右カーフを蹴った。

2R、オルニドが右カーフとロー、熊崎がパンチで前に出る。オルニドは左フックのカウンターを狙い、熊崎がダブルレッグに入るが、オルニドも反応よく対応して距離を取る。オルニドが打撃でプレッシャーをかけ、熊崎は右ストレートを狙って組みつく。オルニドがそれを切ってボディにヒザ蹴りを突き刺す。

オルニドはパンチでプレッシャーをかけ、熊崎のテイクダウンを切りながら左ボディを効かせると右ストレート、左ミドルを蹴る。熊崎もワンツーを返すがオルニドは下がらない。オルニドは前蹴りをボディに突き刺して右カーフ。熊崎も左フックから右ストレートで前に出るが、オルニドがバックステップしてかわす。

熊崎が右ストレートで入るところにオルニドが右ストレートを狙う。熊崎は細かくジャブを見せて右ストレート、オルニドの右に合わせて組みついて尻餅をつかせる。熊崎を腰を抱えて寝かせようとするが、オルニドがケージまで移動して立ち上がる。離れたオルニドは飛び込んでの左フック。熊崎も右ストレートで前に出る。オルニドは右カーフを合わせるが、熊崎も右ストレートをヒットさせて、左フックから前に出た。

3R、オルニドがじりじりと前に出て右カーフ。熊崎が右ストレートを打つと、オルニドも右ストレートを返す。熊崎はシングルレッグに入るが、オルニドが足を抜いて距離を取る。熊崎はテイクダウンのフェイントも見せてジャブを突き、オルニドの蹴りにワンツーで飛び込む。オルニドが変わらず前に出て、熊崎はジャブからダブルレッグに入るが距離が遠い。

離れたオルニドはジャブと右カーフ、熊崎のローに右ストレートを合わせる。熊崎はシングルレッグで飛び込むが、ここも距離が遠い。熊崎はパンチから組むチャンスを狙うが、オルニドが左ヒジを合わせる。オルニドは二段式の前蹴りを見せ、熊崎もジャブとワンツーで前進。残り10秒でオルニドが右ストレート、熊崎が左フックと右ストレートを返して試合終了となった。判定は3-0でオルニドの勝利。スピード感溢れる打撃とテイクダウンディフェンスで熊崎から勝利を収めた。試合後、オルニドは「試合に勝ってうれしく思う。俺はジャブがベストだと思っているから、そのジャブを見せた。次の試合?もっと上手くやるだけだよ」とコメントした。


PR
PR

関連記事

Movie