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【ONE Winter Warriors02】MMAとしてカイラット・アクメトフが、ダニー・キンガドにTDゲームで完勝

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
カイラット・アクメトフ(カザフスタン)
Def.3-0
ダニー・キンガド(フィリピン)

サウスポーのアクメトフが左に回り、キンガドの右ミドルをキャッチして一発でテイクダウンを決める。ハーフで抑えたアクメトフは、左腕でワキを差してしっかりと抑えていく。キンガドはフルガードに戻すが、オープンとクローズドを繰り返す。結果、オープンでは仕掛けがなく、アクメトフも大きく動かない。バタフライガードを取ったキンガドだが、背中をつけたままでは仕掛けることはできない。

アクメトフは頭を胸につけてキンガドを立たせず、足を抜こうとする。Zハーフガードのキンガドは、フックガードも右足を跨がれる。腰を上げて殴るアクメトフは立ち上がって胸にカカトを落とした。

2R、アクメトフの左ミドルに右を合わせていったキンガドは、サイドキックを見せ組まれてもヒザをボディに入れる。ケージに押し込んだアクメトフは、逆に押し込まれるもシングルレッグを切って離れる。キンガドは左ミドルをキャッチするが、テイクダウンに持ち込めずアクメトフが足を抜く。と、続くキンガドの左フックにアクメトフがダックアンダーから見事にダブルレッグでテイクダウンを奪う。

ハーフバタフライのキンガドは、ここも背中をつけた展開が長くなっている。ハーフで抑えられ、最後の1分を切ってようやく背中を預けて立ち上がったキンガドだが、アクメトフはボディロックで倒してハーフバタフライを潰しトップを維持した。

最終回、飛び蹴りを前蹴りで潰したアクメトフは、続く跳び蹴りに左に回って離れると、左フックを打つと同時にシングルレッグを決める。テイクダウン&コントロールに打つ手がなく、スクランブルに持ち込めないキンガドは、ハーフから右を差しあげて潜り、シングルに移行して立ち上がる。エルボーを打って、離れたキンガドがアクメトフのシングルを切る。

粗いフック&アッパーを振るうキンガドだが、打ち始めが見えて決まらない。アクメトフがレベルチェンジしたタイミングで、右を打ったキンガドはここからケージ&クリンチで時間を使ってしまう。キンガドは、なぜかテイクダウンに拘っている。ダブルアンダーフックでケージに押し込むという判断ミスをしたキンガドは、その状態でヒザ蹴りを狙う──と、アクメトフが足をすくってスラムする。

サイドで抑えられたキンガドは足を戻したが、アクメトフは頭をつけて殴る。最後に立ち上がったアクメトフは、蹴り上げを食わないように足を掴んで時間を迎えた。MMAとしてキンガドは、アクメトフに完敗を喫した。


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