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【Bellator272】右ハイをかわすと同時に、セルジオ・ペティスのバック拳が直撃。堀口恭司、失神KO負け!!

【写真】勝利後のチームフォトで平本蓮も加わっている(C)BELLATOR

<Bellator世界バンタム級選手権試合/5分5R>
セルジオ・ペティス(米国)
Def.4R3分24秒by KO
堀口恭司(日本)

左ローを蹴った堀口が、ステップを使い左ジャブを伸ばす。堀口は左右に動き、左から右、そしてローへ。そこに右を合わせたペティスは、姿勢を乱した堀口を深追いしない。踏み込んで右カーフ、さらに組んでテイクダウンを堀口が決める。ペティスはオモプラッタから蹴り上げも、堀口が捌いてスクランブルでバックに回る。

後方に崩され、すぐに立ち上がるペティスに対し、堀口は殴って離れるとスピニングバックキックを狙う。ローに右を合わせようとするペティスはワンツーをかわし、オーバーハンドに右を合わせていく。さらにローに右を狙い、跳びヒザの着地にパンチを伸ばすペティスだが、堀口は後ろ回し蹴りから右オーバーハンドへ。

堀口が動き、ペティスが見る展開が続き、初回も残り1分に。前に出始めたペティスは、堀口の右の振りが大きくなると、そこに右を打つ。ワンツーから左も空振りとなった堀口だが、続くローでペティスが姿勢を乱した直後に時間に。堀口がテイクダウンと手数で初回を取ったか。

ステップを多用して、動きが多い堀口は5Rをこのペースで戦うのか。2Rも大きく跳ねるように左右に動く堀口はサウスポーに構え、左ミドルを蹴っていく。下がってかわしたペティスは、ローで前足を払われ尻もちをつく。立ち上がり右ハイを見せたペティスに対し、オーソに戻した堀口は左に回りニータップでテイクダウンを決める。

ハーフから立ち上がった堀口は、アップキック&オモプラッタも捌いてパンチを落とす。立ち上がり際に右を効かせた堀口は、バックに回ると腿にヒザを蹴っていく。ここからワンフックに移った堀口は、蹴り上げを受けた時の跡か──右頬をカットしている。バックコントロールを続け、パンチと鉄槌を頭部に入れた堀口は、手首を取るペティスに正対させない。堀口はサイドコントロールで強いパンチを打ち込み、ペティスの我慢の時間が続く。

残り1分で堀口は立ち上がって離れると、左ロー。捌いたペティスにワンツーを放つ。さらに右に右オーバーハンドを打っていくと、ローをチェックする。ペティスはスピニングバックフィストを空振りし、バランスを崩して時間となった。

3R序盤もサウスポーに構える堀口が、肩を押してニータップを狙う。切られると堀口はオーソに戻し、蹴り足をキャッチされてもスタンドをキープ。続く後ろ回し蹴りとハイのコンビを冷静にかわし、左から右を伸ばす。左右に回りながら、スピニングバックキックを腹に入れた堀口が、肩口を押しながらシングルでドライブして、テイクダウンを決める。

背中をつけたペティスは、ハーフガードも左の細かいパンチを打たれる。堀口はしっかりと抑えて、半身で頭を守るペティスを殴る。ペティスの左腕を差してからのレッスルアップを潰した堀口は、バックに回り右パンチを打ち込む。前方に落とされた刹那、立ち上がった堀口は続いたペティスの前足にカーフを蹴っていく。ペティスの圧を受けず、堀口は左に回り3Rを戦い終えた。

4R、左フックから左ジャブにテイクダウンを合わせていった堀口だが、ここはペティスが切る。それでも堀口はすぐさまニータップを決めてテイクダウン。ペティスは四の字フックでガードを取る。ガードが割れると、躊躇なくスタンドに戻った堀口は左に右を被せていく。続いて左ジャブを入れた堀口がワンツーへ。ペティスはニータップを防いでジャブから細かいコンビネーションも、最後の右は大振りとなる。

テイクダウンのフェイクがきく堀口だが、やや距離が近くなっているか。続くテイクダウン狙いを切ったペティスがワンツーから左リードをヒットさせる。堀口は間合いを取り直すが、次の左オーバーハンドを空振りする。直後の組み合いから離れつつ、ペティスは右ハイを狙う。

これを堀口がかわすが、同時に左スピニングバックフィストをペティスが放っている。全く見えないところから、この一撃を受けた堀口は大の字に倒れて──失神。ショッキングな決着、ペティスは劣性を跳ね返すShowtimeの実弟らしいハイライトリール&歴史に残るKO勝ちを決めた。


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