【Shooto2021#05】自分の距離を保ったSASUKE、僅差の判定で工藤を下して世界フェザー級王者に
<修斗世界フェザー級王座決定戦/5分5R>
SASUKE(日本)
Def.2-0:48-47.48-47.47-47.
工藤諒司(日本)
共にガードを高く上げてスタート。SASUKEは工藤の左ヒザに関節蹴り、さらにローを当てる。SASUKEの左ジャブをバックステップでかわした工藤は、サークリングから右ローを放つ。両腕を下げて相手を誘うSASUKEに対し、一呼吸置いてから工藤が右スイングを振るう。SASUKEは右ロー、工藤が左ローを打ってくると、打ち終わりに左ジャブを伸ばす。
スイッチしてフェイントを繰り出すSASUKE、工藤も手数は少ない。工藤の右ローをもらいながら、距離を詰めていくSASUKE。対する工藤は足を使って回るが、SASUKEが右カーフを当てていく。SASUKEの左ローに工藤は左ミドルハイを合わせる。そしてSASUKEが左ジャブを出した瞬間に、工藤が右のカーフから右フックを当てた。SASUKEは一瞬、飛びヒザを見せるも続かない。
しかしラウンド終盤、パンチを振るう工藤の動きを右スピニングバックフィストで止めたSASUKEは、そのまま右飛びヒザから右フックを当てて工藤からダウンを奪った。
2R、左右の関節蹴りを繰り出すSASUKEに対し、工藤はインサイドから右ストレートを当てる。ローで距離を測る工藤、SASUKEはプレッシャーをかけていく。工藤の右ミドルをキャッチしようとしたSASUKEだが、これは捕まえられず。工藤は距離を取って左ローを繰り出す。
SASUKEは距離を詰めて右スイングを放つ。工藤は足を使ってかわす。右ストレートから組みにいくSASUKEだが、工藤はこれをかわして再び距離を取る。SASUKEの右バックフィストをブロックした工藤。左ジャブを突いていくが、SASUKEはこれを防ぎつつ右ローを当てていく。工藤が中に入ってくると、SASUKEは右を返す。工藤は右カーフからサークリングを続ける。残り15秒で、SASUKEの左フックが工藤の顔面を捉えた。
3R、SASUKEが右ローをヒット。工藤も左ジャブを突きながら回る。さらに工藤は左ミドル、そして左ロー。SASUKEは左ジャブを当てる。工藤が前に出たところで、SASUKEがダブルレッグへ。すくい上げるも工藤は体勢を戻し立ち上がった。離れてけん制し合う両者、SASUKEは時おりスイッチを見せる。工藤の手数が増え、距離を縮める場面も増えてきた。
SASUKEが関節蹴りを連打し、工藤は距離を詰め切ることができない。SASUKEが左ジャブを当てると、工藤は下がる。そこにSASUKEは右ストレート、組み付いてきた工藤を首相撲で捌き、ケージ際で足払いを打つ。すぐに立ち上がった工藤を再びこかすSASUKE。立ち上がった工藤が右ストレートから左ミドルを放つも、打ち終わりにSASUKEがテイクダウンを狙う。最後はSASUKEが左ジャブを当てた。
4R、SASUKEの右ローに工藤が右ストレートを合わせる。前に出ていく工藤、SASUKEは捌いて元の距離に戻した。回る工藤に対し、左ジャブを突いて中に入れさせないSASUKE。工藤の右ハイも、バックステップでかわす。工藤のコンビネーションをブロックしたSASUKEは、追いながら右クロスを放った。SASUKEがプレシャーをかけながら、左ジャブと関節蹴りを繰り出す。
右カーフを当てるSASUKE、工藤は右ストレートをかわされながら組み付くも、SASUKEが首相撲でかわす。工藤はSASUKEが中に入ってきたところに右フックをヒット。その後のパンチを防いだSASUKEがプレッシャーをかけ続けた。
最終R、工藤が足を使いながらパンチからローへとつなげていく。SASUKEは右ストレートから組み付くが、工藤は離れる。SASUKEの右カーフが、大きな音をたててヒット。回る工藤に右ストレートを狙う。工藤の左ローをキャッチしたSDASUKEがグラウンドに持ち込むも、工藤もすぐに立ち上がった。
中盤から左ローを連打する工藤、SASUKEはフェイントを見せるが手数は少ない。工藤は左ミドルから、バランスを崩してマットに手を着く。プレッシャーをかけるSASUKEと、サークリングする工藤。両者がローとジャブを放つなか、工藤は左フックを返すが、前に出るとSASUKEがパンチを合わせていく。残り10秒で、両者の右ストレートが交錯した。
試合は判定へ。ジャッジ2人は1ポイント差でSASUKEの勝利を支持し、SASUKEが世界のベルトを巻いた。
勝者のSASUKEは、試合後に「自分の弱さが出た。ゼロから出直します」と反省の弁を述べた。