【BRAVE CF50】ヨルダンのライオン=アルシラウィが、元UFC戦士=ヌルディエフの左足を破壊し完勝防衛
<BRAVE CFスーパーウェルター級選手権試合/5分5R>
ジャラ・フセイン・アルシラウィ(ヨルダン)
Def.2R1分19秒by TKO
イズミール・ヌルディエフ(オーストリア)
モハメド・ファフレディン✖モハメド・サリード・マレムの間で組まれていたBRAVE CFライトヘビー級王座決定戦が計量を済ませていたが、前者が体調不良で中止となり、この1戦だけが50回記念大会のタイトル戦となった。
左ジャブを伸ばすヌルディエフが、右オーバーハンドを繰り出す。アルシラウィはかわしてローを繰り出し、左ハイを見せる。距離を詰めてくるヌルディエフに対し、ジャブを伸ばすアルシラウィが左ミドルを入れる。ヌルディエフも右ストレートを返すが、アルシラウィが見て左ミドルを入れる。さらに左ハイを蹴っていったチャンピオンが、静かな展開のなかで左フックをヒットさせる。ヌルディエフも右ミドル、右ハイを繰り出す。
アイポークがあったとアピールするヌルディエフだが、レフェリーは流した。ヌルディエフの蹴りにパンチを合わせ、ローを蹴ったアルシラウィは最後の15秒でのテイクダウン狙いを切り初回を取った。
2R、アルシラウィは左リードフックから右ローを前足に決める。ヌルディエフも右ローを返すが、続いてワンツーを見せてローとアルシラウィが試合をリードする。暫らく間合のとりあいから、右ローを効かされたヌルディエフが後退。構えを変えて、左足を下げたヌルディエフに対し、チャンピオンは右フックから奥足となった左足を蹴る。ヌルディエフはシングルに出るも、自らリリースして崩れる。既に左足が壊れており、勝負を決していた。
UFCベテランを寄せ付けなかったヨルダンのライオン=アルシラウィが、中東パワーの台頭を印象付ける王座防衛を果たし、「他団体から良いレコードを持つ挑戦者が来たので、BRAVE CFがホームの僕は負けるわけにはいかなかった。でもしっかりと作戦を立てることができていたので、彼は5Rを戦うことはできないと思っていた。この階級で多くの選手との契約が進んでいるし、ずっと防衛していきたい」と話した。