この星の格闘技を追いかける

【UFC308】4年半振りのオクタゴン。ヌルディエフが右カーフ&TDで削り続け、シウバをフルマークで下す

<ミドル級/5分3R>
イズミール・ヌルディエフ(オーストリア)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ブルーノ・シウバ(ブラジル)

ヌルディエフが左ジャブを突く。シウバが左に回ると、ヌルディエフは右カーフから右ハイに繋げる。シウバがサウスポーにスイッチ。ヌルディエフは右ミドルを突き刺す。フェイントを混ぜながらプレスをかけるヌルディエフが右ストレートを伸ばした。シウバも右ローを返す。シウバの左ハイをキャッチしたヌルディエフがケージへ押し込む。シングルレッグから足をすくい上げるも、シウバは倒れない。

右ヒジを打ち込んでから離れたヌルディエフが、右ハイを繰り出す。なぜか打ち終わりに背中を見せてしまったシウバに対し、ヌルディエフが組みついてドライブした。ヌルディエフがバックに回ると、シウバはケージに背中を着けて正対する。両者離れると、打撃の交錯からヌルディエフがニータップで尻もちを着かせた。立ち上がるヌルディエフのバックに回り、スタンドのまま四の字フックへ。RNCを狙うも、ここは極められずスタンドに戻って初回を終えた。

2R、シウバはオーソドックスで構えるも、打ち合いからサウスポーに。ヌルディエフの右ミドルがシウバのボディに突き刺さる。オーソドックスに戻したシウバの右カーフは空を切る。ヌルディエフがシウバの右ローをすくい上げ、そのままグラウンドに持ち込む。RNCを防いだシウバが正対するも、ヌルディエフのパンチを浴びる。スタンドに戻したシウバはサウスポーに。

シングルレッグを狙ったがギロチンで捕らえられてしまう。これは極まらずも、離れたヌルディエフがダブルレッグでテイクダウンを奪った。ケージ際で亀になったシウバに、ヌルディエフがパンチを浴びせる。バックコントロールから首を狙いつつ、正対したシウバを押し込みながらパンチを打ち込むヌルディエフ。立ち上がったシウバに左ボディを突き上げた。左ジャブ、ワンツーと攻め立てるヌルディエフは、終了間際にシングルレッグからドライブした。

最終回、オーソドックスのシウバに対し、ヌルディエフが左を上下に散らす。サウスポーにスイッチしたシウバはヌルディエフの右ヒザ蹴りをキャッチして左を伸ばした。ヌルディエフがシングルレッグからドライブし、ケージ際でダーティ―ボクシングを見せる。離れた両者はパンチを出し合うも、やはりシウバに疲労が激しいか。ダブルレッグをスプロールしたヌルディエフがケージに押し込む。シウバが首相撲にとらえると、ヌルディエフが離れた。

左ロー、左ジャブを打ち込むヌルディエフは、シウバが右ローから背中を見せると、一気にケージへ押し込んだ。ヌルディエフのボディロックに対し、シウバが左腕を差し入れる。離れたヌルディエフは左ジャブを突きながらサークリングすると、シウバのパンチも当たる。それでもシウバは攻めきれず、反対にヌルディエフのパンチを受けて下がってしまう。そのまま両者が単発の攻撃を見せ合って試合が終了した。

裁定は、Brave CFを経て4年半ぶりのUFC参戦となったヌルディエフのユナニマス判定勝ちを収めた。


PR
PR

関連記事

Movie