【Shooto】変革の年の新旧対決──児山がフェザー級で青井と、年齢差15歳マッチ
【写真】体のつくりも経験値も違う児山と青井。どのような戦いが見られるか (C)MMAPLANET&SUSTAIN
3日(火)、サステインより1月29日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるプロ修斗公式戦の追加カードが発表された。
同大会では既に修斗世界ストロー級(※本年度より階級の名称がユニファイドと同じとなった)次期挑戦者決定戦=猿丸ジュンジ×猿田洋祐、バンタム級=佐藤将光×祖根寿麻、フライ級の2試合=前田吉朗×覇彌斗、清水清隆×奇天烈戦に加え、修斗世界フェザー級チャンピオン斎藤裕が英国のランカシャーレスリングとルタリーブリの融合体=マイク・グランディと対戦することが発表されていた。
今回の追加カードは児山佳宏がフェザー級に階級を落とし青井人と対戦する一番と山本勇気×ホン・ソンビンのライト級マッチの2試合。昨年7月に2年5カ月振りの修斗出場で、ABにスプリット判定勝ちを収めていた児山は、環太平洋王座を獲得するなどライト級で戦ってきたが、35歳&キャリア35戦目の新たなるチャレンジとなる。
対戦相手の青井は2014年の全日本アマチュア修斗を史上最年少の17歳で制し、中国地方の修斗イベント=闘裸男やVTJで戦績を重ねてきたキャリア4勝1分けの新鋭だ。プロ・デビュー戦が、修斗初のケージ大会となった闘裸男15という新世代、1997年1月生まれで児山戦の1週間前に20歳を迎える。年齢差15歳マッチ、キャリア6戦目の青井と児山の対戦は田丸匠×漆谷康宏戦に通じる新旧対決。美木航とドローだった青井にとっても試合を組んだサステインにとっても、その試合内容によっては無謀なマッチメイクと取られかねないシビアなマッチアップとなる。
また、今回発表されたもう1試合、Grachan&IGFからVTJを経てプロ修斗初出場となる山本勇気の対戦相手ホン・ソンビンは戦績2勝2敗の韓国人ファイターとのこと。エルボー完全導入、階級名称変更、後楽園ホールでケージの通例化。実のある海外進出が一段落、求められる時代から勝ち取る時代へ移りつつあるJ-MMAにあって、前田吉朗×覇彌斗や児山×青井という新世代の可能性とベテランの意地のぶつかり合いは、修斗変革の年の大きな見所となるだろう。