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【Shooto】環太平洋フェザー級王座決定戦=石橋佳大・回転力×岡田遼・遮断力

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ishibashi-vs-okada【写真】極めの回転体=石橋とMMA的ウェルラウンダーの岡田(C)SUSUMU NAGAO/VTJ

12日(土)、文京区・後楽園ホールで開催されるプロフェッショナル修斗公式戦「環太平洋ダブルチャンピオンシップ」。今大会では2階級の環太平洋王座決定戦としてチャンピオンシップが組まれ、フェザー級(61.2キロ)では岡田遼と石橋佳大が対戦する。


竹中大地が膝の負傷による長期欠場で環太平洋王座を返上。同王座への挑戦が有力視されていた岡田とランキング2位の石橋の間によって新王座が争われることになった。

ずばりこの一戦、MMAファイターとしての完成度の高さで勝る岡田をサブミッションという武器を持つ石橋がどう攻略するかがポイントだ。

岡田はデビュー当初からスタンド・レスリング・グラウンドすべてのスキルが高く、安定した戦いぶりで勝ち星を量産。昨年のインフィニティリーグでは3勝1分と過酷な戦いを無敗で乗り切った。

判定よりも一本・KO、3R決着よりも1R決着の方が勝ち点が高いという得点設定のあやでリーグ優勝こそ逃したものの、短期間で試合をこなすリーグ戦を無敗で終えたことは岡田の完成度の高さが為せる業だと言えるだろう。

今年に入ってからも修斗公式戦で徹肌ィ朗、VTJで韓国のハ・ユン・ソに勝利。無敗記録を9に伸ばし、今回の王座決定戦まで上り詰めた。逆にサブミッションという武器に特化したスタイルで結果を出してきたのが石橋だ。

5連続一本勝ちという驚異的なフィニッシュ力で、2014年9月に根津優太の持つ環太平洋王者に挑戦。この時は壮絶な打ち合いの末に根津の打撃に沈んだものの、今年7月の安藤達也戦では再三サブミッションでチャンスを作り、最後はリアネイキッドチョークで安藤を斬って落とした。

技術のバランスや完成度では岡田に劣る石橋ではあるが、テイクダウン・テイクダウンのアプローチからのサブミッションへの移行は抜群で、どれだけ劣勢になっても最後までフィニッシュを諦めない姿勢はMMAファイターとして大きな武器だ。

現代MMAでは寝かせる・立ち上がるの攻防=いわゆるスクランブルが重要なポイントになっているが、石橋は「テイクダウンして一本を狙う」をフィニッシュするまで繰り返す、サブミッションのスクランブルとも言える攻防で力を発揮する。

今回の岡田戦もこの攻防に持ち込んで岡田の完成度を切り崩し、最終的にどこかでフィニッシュすることが勝利パターンになってくるだろう。岡田としてはいかに石橋のサブミッションの動き(スクランブル)への対応が求められるが、前述の徹肌ィ朗や齊藤曜など組み技に特化したファイターとの対戦経験も多く、石橋のような相手への免疫力は高い。

石橋のサブミッションを使った回転力の多さか? それとも岡田があらゆる局面で勝負できる武器を使って石橋の攻撃を遮断することで勝ちを収めるか? 回転力×遮断力の攻防を制した方がベルトに近づく一戦になるだろう。

■Shooto 対戦カード

<環太平洋フェザー級(61.2キロ)王座決定戦/5分3R>
岡田遼(日本)
石橋佳大(日本)

<環太平洋ライト級(65.8キロ)王座決定戦/5分3R>
平川智也(日本)
高橋遼伍(日本)

<57.6キロ契約/5分3R>
漆谷康宏(日本)
田丸匠(日本)

<フェザー級/5分2R>
藤原敬典(日本)
じゅん(日本)

<フェザー級/5分3R>
猿丸ジュンジ(日本)
小堀貴広(日本)

<フェザー級/5分3R>
安藤達也(日本)
ケビン・クルーム(米国)

<ウェルター級/5分3R>
岡野裕城(日本)
児玉京大(日本)

<ライト級/5分2R>
齋藤翼(日本)
ハンセン玲雄(日本)

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