この星の格闘技を追いかける

【Pancrse277】網膜剥離から復帰の久米鷹介は石川英司とタフなスクランブル戦に臨む

Takasuk Kume【写真】石川とのスクランブル戦に挑む、網膜剥離から復帰の久米(C)MMAPLANET

24日(日)に東京都江東区ディファ有明で開催されるPancrase277。KOPライト級チャンピオン徳留一樹の王者としての初陣、牛久絢太郎と田村一聖の間で争われるKOPフェザー級暫定王座決定戦が組まれる中、昨年8月に一度流れている久米鷹介と石川英司のライト級戦に注目したい。

久米は失意のRoad FCライト級選手権試合3連敗を経て、昨年4月にパンクラスで国内復帰。奥野”轟天”泰舗に勝利し、8月には石川英司戦が決まっていながら、網膜剥離であることが発覚し、長期欠場を余儀なくされた。今回は約1年ぶりの復帰戦で、石川との対戦を迎えた。

互いに無限ループ系。石川が気を付けないといけないのは、久米のバック奪取だ(C)MMAPLANET

互いに無限ループ系。石川が気を付けないといけないのは、久米のバック奪取だ(C)MMAPLANET

対する石川は久米が国内復帰戦を行った昨年4月のTTF CHALLENGE 04でウェルター級からライト級に転向。DEEPライト級王者・中村大介とのクロスゲームに競り勝った。

久米の欠場→代打クリスMANとの対戦では試合終了直前に一本負けを喫したものの、10月にはドミニク・ロビンソンから勝利を奪い、ライト級転向後も勝ち星を重ねている。

徳留が王者に君臨するライト級において5位・久米×9位・石川というランカー同士の一戦、ずばりこの試合は両者のスクランブルの攻防が見どころだ。

石川の最大の強みは50戦を超えるキャリアを持ってもなお、タフなレスリング勝負に持ち込んで最終的には競り勝つ、まさに石川版無限ループという形を持っていること。特にライト級転向後、法政大学レスリング部の先輩でもある八隅孝平がセコンドに就くようになってからは、無限ループぶりに磨きをかけている。

一方、17勝のうち11勝が一本勝ちという極めの強さを誇る久米だが、それを支えているのはスクランブルや削り合いでの強さだ。一本勝ちの多さは一発のサブミッションが強力だけでなく、サブミットするために必要なテイクダウン&トップキープという部分で確実に主導権を握ることが出来るからこそ。“ドミネイトした先にフィニッシュがある”が久米の一本勝ちといえるだろう。

そんな石川と久米が対戦するとなれば自ずとスクランブルの攻防を制してどちらがトップキープするかが勝負の分かれ目となる。レスリングベースでタックル・ボディロックから強烈なテイクダウン→立たれても何度も倒し続けるのが石川なら、一度相手にしりもちをつかせてそこからバックキャッチやポジションキープも絡めた動きでトップポジションを取り続けるのが久米だ。

スクランブルの攻防でペースを取りたい両者ではあるが、レスリング色が強い石川×柔術色が強い久米という部分ではタイプが違う。石川としてはレスリング的な強さで柔術的な弱さを補い、久米としては柔術的な強さでレスリング的な弱さを補う。互いの長所・短所を補い合い、そこをどう対戦相手にぶつけられるか。もちろん、自分のタイミングで組み付くには、その前の段階=打撃の局面をコントロールする必要がある。全てがミックス、そしてメルトされたMMAだからこそ見られるスクランブル=総合組み技格闘技の技術戦を楽しみにしたい。

■ Pancrase277対戦カード

<ネオブラッドTウェルター級/3分3R>
五十嵐涼亮(日本)
阿部大治(日本)

<ネオブラッドTライト級/3分3R>
三苫亮人(日本)
小林裕(日本)

<ネオブラッドTライト級/3分3R>
ベン・ブッカン(英国)
山本雄希(日本)

<ネオブラッドTフェザー級/3分3R>
木村一成(日本)
藤崎航太(日本)

<ネオブラッドTフェザー級/3分3R>
平山学(日本)
鈴木琢仁(日本)

<バンタム級/3分3R>
上久保周哉(日本)
平岡将英(日本)

<バンタム級/3分3R>
前野辰一(日本)
高橋誠(日本)

<フェザー級暫定K.O.P.T./5分5R>
田村一聖(日本)
牛久絢太郎(日本)

<ライト級/5分3R>
徳留一樹(日本)
アクバル・アレオラ(メキシコ)

<フェザー級/5分3R>
矢地祐介(日本)
クレベル・コイケ(日本)

<ライト級/5分3R>
久米鷹介(日本)
石川英司(日本)

<バンタム級/5分3R>
ビクター・ヘンリー(米国)
アラン・ヒロ・ヤマニハ(ブラジル)

<ストロー級/3分3R>
朱里(日本)
浅倉カンナ(日本)

<ミドル級/5分3R>
ボブ・アームストロング(米国)
新村優貴(日本)

<フライ級/5分3R>
仙三(日本)
マモル(日本)

<フライ級/5分3R>
荻窪祐輔(日本)
山本篤(日本)

<ライト級/3分3R>
山﨑悠輝(日本)
KAZZ(日本)

<フェザー級/3分3R>
稲葉聡(日本)
中原由貴(日本)

<バンタム級/3分3R>
ハルク大城(日本)
蓮實光(日本)

PR
PR

関連記事

大会予定(現地時間)

Arzalet

Movie