この星の格闘技を追いかける

【ONE109】山口芽生、距離を掴めず判定負け。勝者ザンボアガは次戦で世界王者アンジェラ・リー挑戦へ

Zamboanga【写真】レスリング、柔術にもしっかりと対応できていたザンボアンガ。あっという間に女子も東南アジアがやってきた(C)MMAPLANET

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
デニス・ザンボアンガ(フィリピン)
Def.3-0
山口芽生(日本)

Zamboanga 01ザンボアンガの右ストレートを左手でブロックした山口は、足を使って回る。ダッキングで相手のパンチをかわしながら、距離が近くなるとガードを挙げる山口。山口は組み付くもテイクダウンは奪えず。カットしたザンボアンガがヒザを突き上げ、山口をケージに押し込む。

山口も体勢を入れ替えようと試みるが、ザンボアンガが再び山口をケージに押し込んでボディにヒザを入れる。ザンボアンガが離れて、間合ができると山口はダブルレッグの仕草を見せる。直後にパンチを放つザンボアガ。

Zamboanga 02自らの右に対し、サンボアンガに右を合わされた山口は、シングルを仕掛けるもこれも切られ下にされる。サンボアンガは上から殴ると、山口は潜りから起き上り、ザンボアンガの左足に食らいつき、リバーサルを執拗に狙っていく。ウィザーの態勢で、潰すザンボアンガ。

山口は相手の足を離さず、ケージに押し込むもののザンボアンガは離れてワンツー、そして速い左ジャブを放つ。テイクダウンをカットされた山口と、打撃で攻めるザンボアンガが見合った状態で初回が終了した。

Zamboanga 032R、前に出るのは山口。ザンボアンガはガードを高く上げて迎え撃つ。山口はワンツー。距離を詰めつつ右を当てるが、ザンボアンガもパンチを返す。山口の入り際に右を合わせていくザンボアンガ。互いのワンツーが交錯しながら、ザンボアンガのパンチがヒット、山口はケージを背にして下がってしまう。

Zamboanga 04ケージ中央に戻り、山口は距離を詰めるが、やはり入り際に右を合わされてしまう。そのザンボアンガのパンチをかわしながら、山口はダブルレッグ。テイクダウンを奪う。相手の右腕を抑えながら、パンチを落とす山口。ザンボアンガ起き上った山口に対し草刈スイープ。尻もちをつかされた山口はストレートフットロックを狙うがザンボアンガがトップへ。

腰を上げて左右の拳を落とすザンボアンガ。ハーフバタフライから、外掛けの両方で足を抱えたままの山口は、ヒールフックを仕掛けるが極まらず。再びトップに戻ったザンボアンガがパンチを連打して、2Rを終えた。

Zamboanga 063R開始早々、右目がふさがってきた山口に対し、ザンボアンガの右を打ち込む。山口は右ミドルハイを放つが、ザンボアンガはブロック。後の無い山口は、懸命に前に出てパンチを打ちこみ、その拳が顔面を捕えるシーンも。

しかし右目がふさがっており、距離感はどうしても合わずテイクダウンは簡単に防がれてしまう。山口のパンチ、ローにザンボアンガは右を合わせる。山口が組み付いたところで、首相撲からヒザを打ちあげるザンボアンガ。ダブルレッグを切られた山口は、そのままワキを差されてケージに押し込まえれ時間を使われてしまう。

Zamboanga 07ザンボアンガはケージ際でヒザ。山口は相手の首を抱え、内股でテイクダウンを狙うが成らず。山口は左目も腫れてきた。残り10秒、ザンボアンガが離れたところで山口は気迫の表情でパンチを繰り出したが、ザンボアンガがバックステップでかわしながら試合終了の合図を聞いた。

判定はユナニマスでザンボアンガの勝利。勝利者インタビュー前にチャトリ代表はザンボアガの次戦が世界王者アンジェラ・リーへの挑戦となることを通達。ザンボアンガは「ONEでまだ2試合しかしていないのに、ベルトへ挑戦できるなんてとても嬉しい」と喜んだ。


PR
PR

関連記事

Movie