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【ONE167】代役グホンジョンを左ジャブでコントロール。ザンボアンガが捌ききってユナニマス判定勝ち

【写真】ザンボアンガも代役を相手にリスクを負う。安全策を取るのも当然であり、むしろ安定のMMA力を見せつけた内容だ(C)ONE

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
デニス・ザンボアンガ(フィリピン)
Def.3-0
ノエル・グホンジョン(フランス)

ザンボアンガが左ジャブを突いてグホンジョンを下がらせる。左ジャブからワンツーでグホンジョンに中に入らせない。グホンジョンの右に右ストレートを合わせるザンボアンガ。グホンジョンもザンボアンガの左ジャブに右ストレートを被せに行くが届かない。グホンジョンに右カーフを当て、左ジャブを上下に散らしたザンボアンガの右ストレートがグホンジョンの顔面を捉え始めた。グホンジョンの足払いで体勢を崩したザンボアンガだが、すぐに立ち上がる。

下がりながら左ジャブで距離をつくるグホンジョンが組みつくと、グホンジョンが首投げへ。しかしグラウンドでザンボアンガがバックに回る。ザンボアンガはバックマウントからパンチで削りながらRNCを狙う。グホンジョンの体を伸ばし、さらに四の字フックで固めたザンボアンガが削り続ける。右腕をグホンジョンの首に回すも、凌ぐグホンジョン。ザンボアンガは左腕に切り替えて絞り上げるが、ここはグホンジョンがラウンド終了まで耐えた。

2R、グホンジョンがガードを固めて距離を詰める。ザンボアンガがワンツーで下がらせた。グホンジョンはザンボアンガの左ジャブに右を被せ、さらにザンボアンガのローにも右を合わせた。しかしザンボアンガがグホンジョンのローに右ストレートを合わせて顔面を跳ね上げる。左ジャブ、右ストレートをボディに集め始めたザンボアンガ。グホンジョンも距離を詰めて左右のパンチを振るうがクリーンヒットはない。強引に組みつくグホンジョンだが、ザンボアンガに振り払われてしまう。

ザンボアンガはコツコツと右ストレートをグホンジョンの顔面に当てる。左右ストレートを上下に散らすザンボアンガに対し、グランジャンも距離を詰め切ることができない。サークリングから左ジャブでコントロールするザンボアンガは、グホンジョンのダブルレッグを切った。ケージ中央でザンボアンガの右ミドルをキャッチしたグホンジョンだが、グラウンドに持ち込むことはできず。なおも距離を詰めてくるグホンジョンに、ザンボアンガが左ジャブを突き続けた。

最終回、ザンボアンガの左ジャブに対してグホンジョンも左の突き合いを挑む。ザンボアンガも左ジャブから左右のボディを当て、右ストレートから右ローへ。ショートの連打から離れてアウトボクシングを展開するザンボアンガ。グホンジョンに右ミドルハイを打ち込んで下がる。グホンジョンもローを繰り出すが、グホンジョンの動きを止めることができない。ザンボアンガの右が幾度もグホンジョンの顔面を捉える。残り2分でグホンジョンが組みつき、ボディロックでケージに押し込むも、すぐにザンボアンガが切り返して離れた。左ジャブと右ローでグホンジョンを中に入れさせないザンボアンガは、そのままグホンジョンに組ませることなく試合終了のゴングを聞いた。

負傷欠場のスタンプの代役として出場したグホンジョンに対し、左ジャブからボディにパンチを集めるなど試合をコントロールしたザンボアンガが判定勝ちを収めた。次の相手はハム・ソヒか、あるいは澤田千優か。


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