【ONE167】ロッタン、計量失敗も強さと巧さを見せてピューリックに判定勝利。武尊との対戦もアピール
【写真】左ミドルやテンカオなど巧さを見せたロッタン……だけに計量失敗が残念(C)ONE
<キック141.25ポンド契約/3分3R>
ロッタン・ジットムアンノン(タイ)
Def.3-0
デニス・ピューリック(ボスニアヘルツェゴビナ)
ロッタンがインロー、左フックから右ローを蹴る。ピューリックは蹴り足をすくってしまい、レフェリーから注意を受ける。ロッタンは細かくフェイントを入れて右ストレートと左ミドル、ピューリックが前に出ていくとジャブで止めて左ボディにつなげる。ピューリックはロッタンをケージまで下がらせて左フック、さらに右フックを打ち込む。
ロッタンはジャブからパンチをまとめて左ボディ、ピューリックも右のスーパーマンパンチからロッタンをのけぞらせるが、ロッタンは右ストレート、左フック、左ボディ。打ち合いのなかで左フックを効かせると、飛びヒザ蹴り。ガードを下げて顔とボディに打ち込み、左のテンカオを突き刺した。
2R、ロッタンはピューリックのパンチを巧みなボディワークで空振りさせ、左フックのカウンターから右ストレート。左ボディから左フックと手数を増やす。ピューリックもロッタンの右ボディに左フックを合わせ、左右のフックを強振する。
ロッタンはパンチではなく左ミドルを蹴って左のヒザ蹴り。ここにピューリックも右フックを狙う。これをもらったロッタンだが左のヒザ蹴りを突き刺して、ピューリックをケージに詰めて左右のボディを連打する。
3R、中間距離で打ち合う両者。ロッタンが左フックを当てるが、ピューリックも右ストレートを打ち返す。ピューリックがボディにパンチを散らすと、ロッタンは左ミドルやヒザ蹴りも織り交ぜてペースを譲らない。ピューリックはパンチで前に出てスピニングバックキックやスピニングバックフィストを放つ。
ロッタンは左フックと左ボディ、左フックの相打ちで動きを止めると、左フックと右アッパー。ピューリックも右を打ち返して譲らない。さらにピューリックはスピニングバックフィストを打つが当たらず。ロッタンがヒザ蹴りとパンチでピューリックを攻めた。試合後、ロッタンは涙ながらに怪我からの復帰や計量失敗について語り、武尊との対戦をアピールした。