【ONE FN27】ザンボアンガが鉄槌連打でラソヒーナをストップ&暫定王者に。正規王者スタンプも笑顔で祝福

2025.01.11

【写真】スタンプはザンボアンガの戴冠を祝福。王座統一戦はいつ?(C)ONE

＜ONE世界女子アトム級(※52.2キロ)暫定王者決定戦／5分5R＞
デニス・ザンボアンガ（フィリピン）
Def.2R4分47秒 by TKO
アリョーナ・ラソヒーナ（ウクライナ）

距離を詰めるラソヒーナに、ザンボアンガが左ジャブを見せる。さらに右クロスでラソヒーナを近づけさせない。強引に組みに来たラソヒーナを突き放したザンボアンガは、さらにワンツーで下がらせる。距離ができるとザンボアンガは左を上下に散らす。互いにローを打ち合ったあと、ラソヒーナが距離を詰めるとザンボアンガは右のカウンターを当てた。下がりながら左で止め、右クロスを打ち込むザンボアンガ。右前蹴りから右に回り、右ローを当てる。ラソヒーナが組みついてドライブするも、ロープを背にしたザンボアンガは首相撲へ。ボディロックでテイクダウンを防ぎ、左腕を差し上げた。

ラソヒーナの左ヒジを食らいながらもボディロックでテイクダウンを奪うザンボアンガ。ラソヒーナの腕十字をかわし、立ち上がる。レフェリーがブレイクをかけ、スタンドに戻るとラソヒーナがワンツーを伸ばす。右に回りながら右を打ち込むザンボアンガは、ラソヒーナのニータップをスプロールし、背中を着かせて即パスに成功した。しっかり胸を合わせたザンボアンガは、ラソヒーナのボディにヒジを落とす。下から暴れるラソヒーナだが、脱出することはできなかった。

2R、左を見せて右のダブルをカウンターで放つザンボアンガ。ラソヒーナも距離を詰めていくが、ザンボアンガが右を当て、右に回った。コーナーを背負わされたラソヒーナがニータップで組むと、小内刈りで切り返したザンボアンガが上を取る。ヒジを連打するザンボアンガ。立ち上がったところでラソヒーナのペダラーダがヒットしてフラつくも、構わずザンボアンガはガードの中に戻った。ザンボアンガがハーフのラソヒーナの顔面もパンチを落とす。ラソヒーナはニーシールドでもザンボアンガの圧力を止めることができない。

ザンボアンガがヒザを着いた状態でラソヒーナの蹴りが顔面にヒット。ラソヒーナに注意が与えられ、すぐに試合が再開されると、ラソヒーナがザンボアンガの左足を取ってリバーサルを狙う。背中は着かされなかったザンボアンガだが、ラソヒーナは右足を取って外ヒールへ。これをかわしたザンボアンガがサイドからパンチを連打する。足を利かせて耐えるラソヒーナに対し、残り30秒でザンボアンガが鉄槌のラッシュをかけ、やや遅いレフェリーストップを呼び込んだ。