【ONE FN27】パスの圧力=ランガカーを、下攻め=足狙いのリオンが3-0で下す
【写真】リオンがランガカーのパスを防ぎ、足を狙い続けたーーと考えるべきなのか(C)ONE
<サブミッショングラップリング・180ポンド契約/10分1R>
ダンテ・リオン(カナダ)
Def.3-0
トミー・ランガカー(ノルウェー)
立ちレスからダブルレッグで、ボディロックに取ったリオンだがテイクダウンは決めきれない。首を後ろに手を回したランガカーに対し、リオンが一度尻餅をついて立ち上がり解除。続くスタンドの展開で、リオンが引き込みを選択する。ハーフから、煽って足関をセットしていくリオン。ランガカーがカウンターでパスの圧をかける。動きの多いランガカーは、アクションを続けることで深く、足を取らせない。デラヒーバを取らせないランガカーは、左足を抜きにかかる。ニーシールドで耐えたリオンはリバース・デラヒーバも早々に察知される。
足関のセットの圧に負けないランガカーが、パスを仕掛ける。すぐに足をきかせるリオンが足を取ってレッスルアップ。上下を入れ替えて見せる。そのまま左足を取るも、ランガカーが抜きつつ立ち上がる。
残り3分で試合はスタンドに戻ると、ここもリオンが引き込む。ランガカーが絶妙の体重の掛け方で足を取らせず、上攻めの姿勢を貫く。と、ランガカーがストレート・アンクルロックへ。すぐに体を起こしてトップに戻ったランガカーは、パスを圧力を高める。リオンもニーカットを耐えるが、上体を固められるシーンも。最後の30秒、動きが多い雑になったランガカーはアームロックを取られそうになるが、時間に。
裁定のしようがあるのかと思われる攻防は、3-0でリオンに凱歌が挙がった。下攻めがサブミッション、上攻めはポジションということか。それとも最後のアームロックが勝敗を分けたのだろうか……。