【Bellator237】右フック→蹴球蹴り、敗色濃厚の矢地が上迫から逆転KO勝ち
【写真】体力、そして気持ちも切らさなかった矢地。次につながる逆転勝利となった(C)KEISUKE TAKAZWA/MMAPLANET
<71キロ契約/5分3R>
矢地祐介(日本)
Def.3R4分33秒 by KO
上迫博仁(日本)
まず矢地が左ミドルハイ。上迫はローを蹴り、矢地は肩口に蹴りを狙う。叩きから右を狙う上迫は、左ミドルとローを蹴られた直後にパンチを見せて距離を詰める。ケージを背負った矢地は右ジャブを見せる。勢いのある右を見せた上迫は、右を届かせ右フックを放つ。矢地も左ハイが出し、顔面を捕らえそうになる。さらに左ストレートを届かせた矢地だが、ボディを受けて組まれる。
上迫は離れて右、矢地が左を返す。左目じりをカットしている上迫は、ジャブを被弾しても前に出る。矢地は左に回り、前に出てきた上迫に首相撲からヒザを突き上げ、ペースを譲り切らなかった。
2R、すぐに右ミドルを蹴った上迫、矢地が左ローを返す。右フックを振るう上迫が左のパンチを掻い潜って組みつく。すぐに離れた上迫は右を当てる。矢地は左ハイを返し、ニータップを防ぐ。矢地の左ハイ、上迫の右ストレートが交錯する。矢地は右ジャブから左ハイ、上迫が右ストレートを顔面に入れる。ケージにつまった矢地にワンツーを見せた上迫さは、ダブルの右フックでダウンを奪う。
サッカーボールキックは決まらなかったが、ハーフでトップを取りヒジを押しつけた上迫はヒザで顔面を狙う。矢地がフルガードに戻しタイムアップまで態勢は変わらなかった。
最終回、矢地は左ハイから右フック、さらにヒザ蹴りを狙う。首相撲からヒザを突き上げられた上迫は間合いを取り直す。上迫は右ロー、矢地は左ミドルを入れる。ニータップにも、ヒザを狙う矢地は左ジャブを届かせる。左ミドルに右を合わせた上迫は、右オーバーハンドを振るう。
ワンツーから左を決めた矢地に対し、上迫はケージに押し込み時間を使う。離れた上迫が右、直後に矢地が左を返す。時間がなくなってくるなか、矢地は左ストレートから右フックを打ち込む。この一発で倒れた上迫の顔面をサッカーボールキックで蹴り抜き。逆転KO勝ちを決めた矢地は、ケージを下りた上迫を追いかけて感謝の言葉を伝えた。