【UFC245】コビントンの挑戦受けるウスマン「アレクサでも誰がUFCウェルター級王者が知っている」
【写真】UFCチャンピオンという肩書こそ、強さの象徴とばかりのウスマン。きわめて正論だ (C) Zuffa LLC/UFC
14日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでUFC245「Usman vs Covington」が開催される。
王者カマル・ウスマンに、元暫定王者のコルビー・コビントンが挑戦するUFC世界ウェルター級戦をメインに、王者マックス・ホロウェイ✖挑戦者アレキサンダー・ヴォルカノフスキーの世界フェザー級選手権試合、さらにアマンダ・ヌネスにジャーマイン・デランダミーが挑む世界女子バンタム級マッチと3階級の世界戦が組まれている同大会。
記者会見でのカマル・ウスマンの発言がUFCより届いたので、お届けしたい(※要約)。
カマル・ウスマン
「ウェルター級は層がとても厚い。レオン・エドワーズも挑戦権を手にすべき戦っているし、とてもタフな相手になるだろう。戦ったことはないけど、スティーブン・トンプソンもその1人だ。彼が俺を相手にどのような手を持っているのか、俺が何ができるのかも分からない。でも、俺はハイブリッドだ。誰にとっても自分が一番危険なファイターだと思っている。
今回のような敵対関係は、どちらかというビジネス的だよ。コビントンが個人的な口撃を仕掛けてくることもね。とにかく、俺は自分のやるべきことをやるだけだよ──UFC世界ウェルター級チャンピオンとしてね。彼が何を言ってこようが、俺は自分が何をすべきかということを一番大切している。
そういう部分を除いても、彼は才能のある選手だ。レスリングができて、持久力もある。打撃のレベルも高い。凄く才能豊かなファイターなんだ。でも、俺を相手にすると話は違う。以前から『なぜ、俺の対戦相手は俺と戦う時はそれまでのような試合ができないんだろう』って思っていたんだ。でも、それは俺の試合に対するアプローチが違うからだ。きっと試合になるとヤツも分かるよ。それがどういうことか。
俺はUFC世界ウェルター級王者で、世界中の皆がそれがどういうことかを理解している。俺はここにやってくる前にアレクサ(AmazonのAI)に『誰がUFCウェルター級チャンピオンだ?』って尋ねたんだ。アレクサのような機械でも、分かっていたよ。俺はこの階級の王様だ、比肩する者がないチャンピオンなんだ。
ドクターやレフェリーが彼に寄り添って、必死で目を覚めさせようとしているシーンが目に浮かぶよ」