【ONE107】ラカイ・ナイトで佐藤将光のONE3戦目=クォン・ウォンイル戦が決定!!!!
【写真】3戦目、さらに上を目指す佐藤の相手はクォン・ウォンイルに決まった (C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET
12日(木・現地時間)、来年1月31日(金・同)にフィリピンはメトロマニラのパサイ・シティ、MOAアリーナで開催されるONE107「Fire & Fury」の対戦カードが発表され、日本から佐藤将光が出場、韓国のクォン・ウォンイルと対戦することが明らかとなった。
メインは11月のマニラ大会に続き、約3カ月のインタビューでONE世界ストロー級王者ジョシュア・パシオが登場、アレックス・シウバの挑戦を受けることも決定した。
パシオの同門=フィリピンMMA界を牽引するチーム・ラカイからエドゥアルド・フォラヤン、ダニー・キンガド、リト・エディワンも参戦し、それぞれアメド・ムイタバ、シェ・ウェイ、ポンシリ・ミートサティートと戦う。またSEA Gamesのキックボクシング女子55キロ級を制したジーナ・イニオンが、アシャ・ロカと戦うこともアナウンスされている。
ストロー級タイトル戦はパシオが組みという部分で、どこまで成長しているのかウェルラウンダーとして真価が問われる一戦。アームコレクターのシウバが一瞬にして十字を極めることもあり得る。
他方、フォラヤン、キンガト、イニオンはいってしまえば格下の相手、しっかりと勝利を手にして上の次元で戦うステップとしたい。
そんななかウォリアーシリーズから、10月の日本大会で仙三を破ったアディワンが本来の階級であるストロー級でミートサティートと戦う一戦に注目したい。
ミャオ・リータオや内藤のび太、そしてパシオに敗れ、ジェレミー・ミアド、ロビン・カタランに勝利しているミートサティートとの試合内容次第では、ストロー級におけるアディワンの存在感が急激に増すこともあり得る。
パシオに挑戦するには──まずアディワンに勝つことが必要というような流れになるのか。そのポテンシャルの高さが既に話題になっているアディアンの本戦2戦目の行方によっては、アディワンがパシオの露払い的な位置を手にすることも考えられる。
ラカイ・ナイトにあって日本のファンが見逃せないのが、佐藤将光のONE3戦目だ。あのハファエル・シウバに完勝したことで、ONE首脳に実力者ぶりを見せつけた佐藤の相手クォンはDEEPでデビューし、GrachanやGladiatorなど日本国内でキャリアを積んできたストライカーだ。
その後Top FCやフィリピンのURCCからONE入りを果たしたクォンにとって、ONEで初めてバンタム級という適正階級で佐藤と戦うこととなった。
「彼がRoad FCに出ていた時から見てきた。経験に裏付けされた実力の持ち主で、ピンチになっても冷静に対処できることが一番の強さ」とクォンは佐藤について語る。右ストレートのタイミングと威力、そしてヒザ蹴りなら近距離での打撃に長けたクォン・ウォンイルを、佐藤は持ち前の穴がなく、途切れない動きのMMAに引きずり込むことができるのか。
MMAPLANETではクォン・ウォンイルを所属するエクストリーム・フィットネスでインタビューしており、その模様は後日お伝えしたい。