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【UFC286】ケージ掴みで減点1Pも、レオン・エドワーズがカマル・ウスマンから判定防衛

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
レオン・エドワーズ(英国)
Def.2-0:48-46.48-46.47-47
カマル・ウスマン(ナイジェリア)

サウスポーに構えたウスマンに、左ローを蹴るエドワーズ。ウスマンが左ミドルから右ジャブ、エドワーズがカウンターを合わせようとする。スイッチし左を入れたエドワーズ、ダブルレッグのフェイクを織り交ぜるウスマンに、エドワーズがローを蹴る。エドワーズは左ローを入れて、離れる。ウスマンはオーソに構え、右を伸ばす。エドワーズは左ミドルを2度決め、ウスマンの体が折れる。続くコンタクトは、ウスマンが組んでケージへ。

回して離れたエドワーズだが、グローブの内側を掴んだとレフェリーが注意を与える。再開後、エドワーズは左ローを奥足にまで決めた。

2R、ウスマンの接近が早いとエドワーズが抗議し、仕切り直しに。ウスマンがボディストレートも、 リスタート後、エドワーズが左ローを決める。さらに左ローを続けるエドワーズは左足に的を絞り、関節蹴りも繰り出す。ウスマンは右を空振り、首相撲からエドワーズがヒザを効かせる。ダーティボクシングで腹を殴ったウスマンが、右をヒット。ここから右を見せてダブルレッグでテイクダウンを奪うと一気にバックを奪う。

立ち上がったエドワーズに後ろからダーティボクシング、離れた直後にエドワーズのダブルレッグをスプロールしてがぶり、右を当てる。エドワーズが左を打ち返し、左ハイ。ガードしたウスマンはジャブに左を逆に被弾する。ウスマンは右ローから左ジャブ、エドワーズが左ミドルを入れた。圧をかけたウスマンが右を当て、時間となった。

3R、距離を測り合いから、ハイクロッチで一気にテイクダウンを決めたウスマンが、スクランブルでバックへ。完全にケージを掴んだエドワーズが1Pの減点を受ける。ペナルティがあったため、スタンドから再開とレフェリーが説明する。

左右のローで左足を攻めるエドワーズが左ミドルを繰り出し、左ジャブを当てる。ウスマンも右ローを入れ、エドワーズが左ロー。続く左ローが急所に入り、またも試合が中断される。直ぐに再開に応じたウスマンは、左ミドルを蹴られる。右フック、首相撲&ヒザ蹴りから離れたエドワーズにジャブを当てたウスマンが、左ボディストレート、さらに右を伸ばす。

しかし、インローを効かされた仕草を見せたウスマンは、左ミドルに神経がいっているなか、組んでダーティボクシング、そのままケージに押し込む。残り10秒、バックを譲らずエドワーズは離れることに成功した。

4R、ウスマンがジャブを伸ばし、エドワーズが右ローを蹴る。続いて左インローを蹴られたウスマンが間を詰めて右から左を当てる。蹴りで姿勢を乱したウスマンが、立ち上がった直後に組んでケージへ。離れたエドワーズが左ロー、左ミドルを決める。両者、手数が少なくなるなかエドワーズが左伸ばし、ウスマンはダブルレッグでテイクダウン、エドワーズは立ち上がってヒザ蹴りから、ヒジ打ちをいれる。残り25秒、打撃の間合いとなりウスマンが組み時間となった。

最終回、左三日月のエドワーズ。ウスマンが右を当て、エドワーズが左ハイを狙う。組んだウスマン、これでハイキックの餌食にはならない。エドワーズが倒されず、離れて左を見せるとまたも左ハイへ。さらに左アッパー、ヒジ、左ローを蹴るが、ウスマンは前に出て右を振るって組みつく。ケージに押し込みながら、力は使っていないように見えるウスマンは、離れてジャブを被弾する。

ウスマンは前足を蹴られ、ヒザを受けそうになってもシングル。エドワーズがすぐに離れ、左ミドルを入れる。ウスマンはコンビからダブルレッグ、シングルに移動して尻もちをつかせた。アンクルピックも立ち上がったエドワーズが胸を合わせて、間合いを取り直す。ウスマンはここも右を見せて、組みつきケージに王者を押し込む。最後の20秒でエドワーズは離れ、左ロー。続いて右ローも、ウスマンは組んで距離を潰し、エドワーズも押し返す。最後のパンチをウスマンがまとめ、タイムアップとなった。

接戦、減点がどのように勝敗の行方に影響を及ぼすか。結果は2-0でエドワーズがウスマンを返り討ち、初防衛に成功した。


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