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【UFN255】元世界王者エドワーズに圧巻の一本勝ちも、ブレイディは「赤ん坊としばらく過ごす」

<ウェルター級/5分5R>
ショーン・ブレイディ(米国)
Def.4R1分39秒by ギロチンチョーク
レオン・エドワーズ(英国)

タッチグラブがなかった両者。すぐにワンツーで仕掛けたブレイディに、エドワーズも応じる。ブレイディは右ミドル、左右のパンチを振るって前へ。間合いを取るエドワーズは左のカウンターを狙う。左ミドルのエドワーズに対し、近い距離で組んだブレイディがエルボーをかわして離れる。パンチを打とうという両者は、間があわず肩をぶつけてクリンチへ。離れたブレイディが右ミドル後にショートのコンビを入れる。構えを変えて、ショートの連打を繰り出すブレイディは組みの展開でヒザを受けて距離を取り直す。

右ミドルをキャッチしての右は惜しくも外れたエドワーズ。それでもステップイン止めてヒザをボディに突き刺していく。ブレイディはパンチを振って組む展開が増え、ケージにエドワーズを押し込、む。左を差し返したエドワーズがポジションを入れ替える。押し返してケージ中央に移動したが、ボディへのパンチから足払いででテイクダウンを決める。そのまま追撃はなかったが、ブレイディがトップで初回を戦い終えた。

2R、右を見せて即ダブルレッグで組んだブレイディがバックに回る。自ら尻もちをつき、寝技に持ち込むとロールからトップへ。エドワーズの動きに合わせて背中に回ったブレイディが、両足をフックする。ブレイディは細かいパンチを続け、徐々に力を込めていく。エドワーズはテンプルを殴られ、足を崩しにかかるがボディトライアングルは外れない。さらに鉄槌を入れるブレイディは、トップに切り替えてハーフでキムラを仕掛ける。腕を伸ばして切り抜けたエドワーズだったが、再びバックを取られて勢いのあるパンチを連打される。胸を合わせたところで上を取られるという同じ流れのなかで、ブレイディが完全にラウンドを支配した。

3R、ジャブから右ハイ、さらに右ミドルがパンチを振るって前へ。左のカウンターを入れたエドワーズはテイクダウン狙いを切ると、逆にテイクダウンを仕掛ける。スプロールから、がぶってスナップダウン&ギロチン狙いのブレイディ。背中をつけたエドワーズは、足を抜かれてマウントを取られる。背中を見せて、ハーフで潜ろうとしたエドワーズはパンチを連打されバックを許す。エドワーズにスクランブルをさせないブレイディは、引き込んできたところで盤石といっても過言でなくなったトップゲームを展開する。肩固めを狙いつつ、ワキ腹を殴りサイドバッグ。さらに両足をフックしてたブレイディは側頭部を殴りる。

エドワーズは、背中を伸ばされないようヒザ立ちへ。ブレイディがパンチ、鉄槌を続ける一方的な展開に。首を守って殴られるエドワーズは厳しいラウンドとなった。

4R、パンチの圧からダブルレッグを仕掛けたブレイディが、テイクダウンに成功する。ここからギロチンをセットし、マウントを奪取しエドワーズはたっぷした。元世界王者に対し、圧巻の組み技力を見せつけたブレイディは「俺はウェルター級では小さいとか言われているけど、198ポンドまで戻している。背が低いだけなんだ」と話し、子供が生まれたことを明かすと「この階級の誰とでも戦う。元世界王者を倒した。俺はトップ3に入るだろう。月曜日か火曜日にランク1位になる? 次はダナの与えてくれた試合を戦う。でも、しばらくベイビーと過ごしたい」と世界王座挑戦をなぜかアピールしなかった。


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