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【UFN165】12月21日のプサン大会の第一弾カード発表。オズデミア✖ラキッチのアルプス頂上決戦

UFN165【写真】スイス✖オーストリアのアルプス決戦がプサンで組まれた。アジア勢の出場選手の発表が待たれる(C)Zuffa LLC/Getty Images

20日(金)、UFCより12月21日(土・現地時間)に韓国プサンのサジク・アリーナで開催されるUFN165:UFN ESPN+23の対戦カード発表第一弾が行われている。

2015年11月のソウル大会以来、4年1カ月の時を経て2度目のイベント開催となるプサン大会。まずはフライ級のアレッシャンドリ・パントージャ✖マット・シュネル、ライトヘビー級のヴォルカン・オズテミア✖アレクサンドル・ラキッチというアルプス対決が発表された。


パントージャとシュネルは扇久保博正が準優勝となったTUFシーズン23ファイター対決、パントージャはその扇久保に準決勝で敗れ、シュネルは準々決勝で優勝したティム・エリオットに下っている。

その後、シュネルの方はTUF23フィナーレ大会にバンタム級の代役出場でUFCと契約を果たし、井上直樹との試合でスプリット判定勝利を収めた試合を含め4勝2敗と結果を残している。対するパントージャのオクタゴン戦績は佐々木憂流迦にRNCで一本勝ちするなど、5勝2敗となっている。

一方、ライトヘビー級の一戦はオズテミアが7位、ラキッチが10位とランカー対決となっている。ダニエル・コーミエーの持つ世界王座に挑戦し完敗を喫して以来、悪夢の3連敗を喫し8月のイリル・ラティフィ戦で2年振りの白星を得たオズテミアに対し、ラキッチは2017年9月のフランシマウ・バホッゾ戦でUFCデビューを果たして以来、4連勝と勢いに乗っている。6月のジミ・マヌワ戦は僅か47秒でハイキックで勝利しており、元タイトルコンテンダー越えを果たし、挑戦権獲得に近づきたいところ──そんなスイス=オズテミア✖オーストリア=ラキッチのアルプス頂上決戦だ。

なお今回のプサン大会のカード発表に際して、UFCアジア太平洋地域統括責任者のケビン・チャンは「韓国には才能あふれる新星ファイターが多く、またベテラン勢もそろっているので、今後数週間での重大発表にご期待いただければ幸いです」とコメントを寄せている。大会開催まで3カ月、まだ韓国人ファイターの発表はないが、韓国と中国は10人以上の契約配下選手がおり、プサン大会の主力をなしてくることは間違いないだろう。そこに佐藤天、魅津希、堀江圭功の日本勢が加わるのか、これからのカード発表を待ちたい。

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