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【LFA232】拳を骨折したヴィスコンジが、圧倒的に手数の少ないピントスを下し新フェザー級王者に

<LFAフェザー王座決定戦/5分5R>
エリッキ・ヴィスコンジ(ブラジル)
Def.2-1:49-46.48-47.46-49
グスタヴォ・ピントス(ウルグアイ)

まずはサウスポーに構えたヴィスコンジが左の蹴りを見せて、構えを変える。スイッチスタンスのヴィスコンジに対し、ピントスはオーソで間合いを測る。大きなコンタクトがないまま90秒が過ぎ、ヴィスコンジが大振りの左フックを見せる。ピントスは右ロー。そこに左フックをヴィスコンジが合わせようとする。スピニングバック系のフェイクから組んだヴィスコンジが、ボディロックに。ケージに押し込まれたピントスは、差し返すことができないが、柔軟な体の使い方でテイクダウンを許さない。時間はこのまま過ぎ、残り30秒を切るとピントスがテイクダウンを奪い、マウントへ。エルボーを落とされたヴィスコンジは、即立ち上がりボディロックテイクダウンへ。ここもピントスが切り返し、トップを奪いかけたところで初回が終わった。

2R、ピントスが右ロー。ヴィスコンジは左前蹴り、フックを振るって前に出る。ここでスピニングバックキックを繰り出したヴィスコンジだが、ピントスは見えている。ヴィスコンジはスイッチしてパンチ、組みへのつなぎのような動きを繰り出す。罠を張り巡らしている感のある両者、初回に続き手数が少ないまま試合は進む。

右を伸ばしたピントスは左ボディストレート。ヴィスコンジは左リードフック。右ストレートからスピニングヒールキックを狙ったヴィスコンジが右オーバーハンドを振るい、組んでボディロックへ。残り90秒でケージにピントスを詰めたヴィスコンジは、1分が過ぎ、離れ際にバックを取りに来たピントスにスピニングバックエルボーを当てる。直後にピントスが右を当て、ラウンド終了を迎えた。

3R、ヴィスコンジが右カーフ。ピントスの左フックに組んだヴィスコンジが、ワキを潜ってバックを狙う。譲らなかったピントスが正対すると、打撃の間合いに戻る。手数が欲しいピントスだが、見る時間が続く。ヴィスコンジは左を伸ばしてスピニングバックキックを狙う。

ボディを殴ったピントスが、左フックを振るう。続いてピントスが前蹴りを腹に入れ、ヴィスコンジのカーフをチェックする。ヴィスコンジはインロー、ピントスが腹を殴ってローを蹴る。右フックからスピニングバックフィストのヴィスコンジだが、直後にピントスがボディから右ストレート、さらに左フックを打ち込む。組んだヴィスコンジだが、テイクダウンは奪えなかった。

4R、右ボディストレートを入れたピントスは、ヴィスコンジのミドルに右を打っていく。ヴィスコンジはここも組んでダブルアンダーフックと初回から見られる展開に持ち込む。ピントスは回って離れると、左右に回るヴィスコンジを追いつつボディを蹴る。ヴィスコンジはここも組んでバックを伺うが、ピントスがウィザーで耐える。離れ際にスピニングバックエルボーを放ったヴィスコンジだが、ここはもう読まれているか。

ピントスも自ら距離を詰めることはなく、ついにファンからブーイングが起こる。跳びヒザも距離が合わなかったヴィスコンジが、右フックをヒット。さらに大振りのパンチを振るうが、ピントスはヘッドムーブでかわす。ならばとヴィスコンジはフックキック、これがピントスの顔面に届く。ピントスは右ハイを狙うが、ヴィスコンジがダックでかわした。

最終回、ジャブのピントスに対し、ヴィスコンジがフックを振るって前に出る。ここにアッパーを打ったピントスが、組みでバックへ。ヴィスコンジの投げは防ぐと、自ら離れた。ピントスは右ロングフック、ヴィスコンジは組んでシングルレッグへ。ついに尻餅をつかせると、スクランブルでバックを狙う。ピントスが正対し、ヴィスコンジが離れる。ピントスは右前蹴りをボディに入れる。ステップインしての右オーバーハンドをかわされたピントは、ヴィスコンジの左ハイをブロックするが、大きな動きはない。残り1分、右フックをかわしたヴィスコンジが、スピニングバックキックを2度見せる。何とか大技で局面を打開しようとするヴィスコンジと、堅実なまま戦い続けたピント。そのピントが最後に跳びヒザを見せ、シングルに取ったヴィスコンジが放り投げるように倒したが、パウンド等の追撃はなく時間を迎えた。

LFAのベルトが最終目標なら構わないが、UFCから評価を得られないような試合展開に終始したフェザー級選手権試合は、スプリットとなりヴィスコンジに凱歌があがった。

新チャンピオンは「凄く嬉しい」と話し、拳の骨折を明らかとした。


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