【All Japan JJC2019】茶・紫&女子の見どころ。茶帯ヘビー級にムンジアル3位のイゴール・タナベが参戦
【写真】帰国し、東京在住となるイゴールの新しい船出が全日本だ(C)SATOSHI NARITA
8月4日(日)、東京都文京区の文京区総合体育館にて開催されるJBJJF主催の全日本ブラジリアン柔術選手権。アダルト黒帯に続き、今回はアダルト茶帯を中心に各帯の注目株を紹介したい(※本稿は20日零時時点のエントリーリストを元に作成)。
【茶帯】
国内軽量級で頭一つ抜き出た存在のチアゴとイヤゴのウエノ兄弟。
ムンジアル後に揃って茶帯に昇格した彼らの名前はリストにないが、その2人と全日本オープンで戦い、今年のムンジアル紫帯ルースター級2位のイヤゴを接戦の末に下した吉永力(トライフォース)がルースター級に参戦している。
現在5人がエントリーしているライトフェザー級には、全日本3連覇中の石黒翔也、井手史龍のCARPE DIEM勢を筆頭に、史龍の兄で全日本オープン優勝の井手智朗(エクストリーム柔術アカデミー) 、2月の全日本マスター優勝の前田崇佑(PATO STUDIO)らが参戦。茶帯でもっともタフなトーナメントになりそうだ。
フェザー級には3人、ライト級には4人の選手が参戦している。ライト級は6月の修斗杯で得意の三角からサブミッションを連発してダブルゴールドを手にした後藤拓磨(草柔会仙台)、東京国際優勝の新村康行(PATO STUDIO)が有力候補か。
ヘビー級にはムンジアル茶帯3位のイゴール・タナベが参戦。山中健也も移籍したIGLOOへの加入が発表されたばかりのイゴール、本階級は練習仲間・安藤切人(パラエストラ小岩)とのワンマッチ決勝になる可能性が高いが、現在9人が名を連ねる無差別でのパフォーマンスにも期待したい。なお、ウルトラヘビーには増田裕介(DRAGON’S DEN)、ケネス・トーマス(藤田柔術)が参戦している。
【紫帯】
ルースター級には、5月のDUMAUでイヤゴ・ウエノから絞めで一本勝ちした実績もある全日本オープン優勝者・堤宏太(福住柔術)をはじめ、昨年全日本準優勝の渡邉直哉(ポゴナ・クラブジム)らが参戦。ライトフェザー級には栃澤欣之(エクストリーム柔術アカデミー)、片野創太(CARPE DIEM HOPE)、三瓶翔也(トライフォース五反田)と昨年の入賞組が並ぶほか、エリック・メネギン、橋本知之の弟で東京国際準優勝の橋本淳(共にCARPE DIEM)も参戦している。
フェザー級のエントリーリストからは東京国際優勝の鈴木和宏(トライフォース)、DEEP等で戦う小野隆史(リバーサルジム川口リディプス)らの名前が確認できる。
現時点で14人と紫帯最激戦区のライト級には、大宮優(IMPACTO JAPAN B.J.J)、鹿志村仁之介(ストライプル茨城)、鈴木真(CARPE DIEM)とアジア選手権や東京国際などの国際大会で実績を残す選手や、全日本紫帯ライト級準優勝の石井宏幸(頂柔術)も参戦し、表彰台を争う。
昨年の全日本紫帯ミディアムヘビー級優勝、アジア王者でもあるグラント・ボグダノフ(KUSSANO TEAM)がミドル級にエントリー。本階級にはアジアで優勝を争った柳井夢翔(リバーサルジム新宿Me,We)、昨年全日本準優勝の三浦寛喜(和術慧舟會HEARTS)も参戦、熱戦が期待できそうだ。なお、この階級にはサンディエゴを拠点にするザビエル・シウバがIGLOO所属でエントリー。6月30日にパンクラスで勝利している脇本恭平(T-REX柔術アカデミー)らと競り合うことになる。
【女子黒帯・色帯】
2年ぶりにトーナメントが組まれた女子黒帯、ライトフェザー級には17年王者でムンジアルでも待望の1勝を挙げた芝本さおり(トライフォース柔術アカデミー) 、昨年茶帯優勝の村上彩(CARPE DIEM)と頂点を争うことになりそうだ。
茶帯はまだ試合が成立していないが、紫帯にはライトフェザー級に石黒遥希(CARPE DIEM)、ライト級にカロリーナ・クワハラ(インファイトジャパン)ら実力派の若手選手が参戦している。