【ONE FN29】ベイビーシャーク=ヘイスが圧巻のトップゲーム披露。最後はキムラで石黒からタップ奪う
【写真】ポイント3を取れる強さが、サブオンリーの強さに通じていた(C)ONE
<サブミッショングラップリング139.5 ポンド契約/10分1R>
ジオゴ・ヘイス(ブラジル)
Def.6分05秒by キムラ
石黒翔也(日本)
ベイビーシャークことジオゴ・ヘイスに対し、石黒が2度、3度、4度とジャンピングガ―ド気味に引き込む。それをさばいていたベイビーシャークが、パスを狙いに転じると一気にガードを越えてサイドで抑える。上四方に回ろうとしたベイビーシャークは、ガードに戻させない。それでもロープ際という位置を生かしてガードに戻した石黒は、試合がリング中央に戻ると、自由自在に左右に動くベイビーシャークに対して、懸命に足をきかせる。
ベイビーシャークは右足を取り、エステマロック気味に足関を狙う。ここから離れたベイビーシャークが、再びガードの中に。ボディロックからパスの圧力を高め、石黒の反動をいかしてパス。腰を抑える形のサイドから胸、ノースサウスに移行するところで石黒が足を戻す。
足関のエントリーに抜群のポスチャーの強さを見せたベイビーシャークが、前転して足狙いからシザースチョーク。
さらにアームロックに移行しステップオーバー、タップを奪った。
圧倒的なトップゲームの強さで石黒に完勝したベイビーシャークは「どの大会でもフィニッシュを狙っている。パスからでも、バックからでも構わない。ここには、サブミッションを極めるために来たんだ。それが柔術のコントロールだから。足関節に集中していない。パス、スイープ、サブミッションと柔術の攻撃を見せたい」と計量失敗で、ボーナス獲得はならなかったジオゴ・ヘイスは話した。