【写真】しっかりと勝てた。次は上位陣とぜひ(C)ONE

＜フェザー級(※70.3キロ)／5分3R＞
エンフオルギル・バートルフー（モンゴル）
Def.3-0
ジェレミー・パカティウ（フィリピン）

開始直後にスピニングヒールキックを見舞ったエンフオルギル。パカティウはショートのパンチを見せ、組んでコーナーへ。エンフオルギルが逆にボディロックテイクダウンを決め、得意のトップゲームに。ハーフガードから右腕を差したパカティウは潜ってシングルで立ち上がる。エンフオルギルががぶると、パカティウは簡単に下なって再びハーフから潜ろうとする。

エンフオルギルは腕を取りつつ上四方に移動し、頭を跨ぐ。ここからエルボーを落とし、すぐにアームロックを取り直す。十八番のパカティウも展開に懸命に防御し、頭を跨がれるとエビをつかって位置を修正する。エンフオルギルはエルボーを顔面に2発落とす。腕を取り切れないと見えると、ヒジを連打したエンフオルギルはパカティウのシングルを切って初回を取った。

2R、左目じりをカットしているパカティウが右ミドル。エンフオルギルはスイッチスタンスで左ハイからダブルレッグ、即テイクダウンを決める。そのままサイドを取ったエンフオルギルは、シングルレッグにバックを奪取。RNC狙いにパカティウはディープハーフから反転してスイープに成功する。スクランブルでバックを狙ったパカティウが、前方に落とされながら腕十字へ。体を跨いだエンフオルギルは腕を抜いてサイドバックへ。パカティウが引き込むと、レフェリーが両者をリング中央に移動させた。

エルボーを落とし、立ち上がったエンフオルギルに対し、パカティウは徹底してハーフからシングルを狙う。そしてバックを譲らず、再びハーフという流れで下の展開を続く。エンフオルギルはパスの圧からダースを狙う。スプロールし、上四方を取ったエンフオルギルが今回もリードした。

最終回、パカティウが右ハイを見せる。間合いを取りたいパカティウに圧をかけるエンフオルギルは蹴りをキャッチしてテイクダウンを決める。中央で再開となり、ニーシールドから足を越えたエンフオルギルはバックを取りつつ、ロールを泳がせてトップ奪取。パカティウはクローズドガードを取り、ハイガード。潰したエンフオルギルは立ち上がって飛び込み、苦し紛れの腕十字は苦も無く防いでバックへ。エンフオルギルは足を一本入れ、上を向いたパカティウからマウントを奪う。暴れたパカティウを上四方で抑えたエンフオルギル。パカティウが背中を譲りつつスクランブルも、エンフオルギルがテイクダウンを奪い直し試合は最後の1分に。エンフオルギルは左ヒザを顔面に落とす。パカティウはキムラを切られ、シングル狙いを潰されると最後もパスを許してタイムアップを迎えた。

2Rのスイープ以外は、ほぼゲームを支配したエンフオルギルが当然のよう3－0で判定勝ち。守りに徹する相手から、一本は欲しかったが完勝だった。パカティウはシャッポを脱いだように、エンフオルギルと肩を組み記念撮影に収まった。

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