【UFC ESPN58】「対レスラー用の必殺技」でペレスが右ヒザを負傷。平良がランク5位を下し、UFC6連勝!
<フライ級/5分5R>
平良達郎(日本)
Def.2R2分59秒 by TKO
アレックス・ペレス(米国)
平良が左手を伸ばす。ペレスの右ローをかわした平良が右カーフを返した。平良が左ジャブを突いて距離を取る。ガードを固めたペレスが右カーフを放つと、平良が組みに行った。首相撲を狙うもペレスがドライブする。四つで組んだ平良が左ヒザを突き上げるとペレスは離れる。距離が詰まると平良が四つで組み、ケージに押し込んでダーティボクシングへ。ここもペレスが離れた。
ペレスは頭を下げて左右フックを振るう。右ストレートから左ミドルハイ。ペレスの右はバックステップでかわした。ペレスの連打を下がってかわした平が左ジャブを突く。ペレスが組んでくると、首相撲からヒザを連打する平良。ペレスが頭を下げて中に入ろうとしたところに右アッパーを合わせた。ペレスも飛び込んで右カーフを狙う。
距離が近くなると首相撲を徹底する平良は、さらに右ストレートをカウンターで合わせる。さらに左手を伸ばしたところで、ペレスがアイポークをアピールして試合が中断された。再開されると、平良が左を突いて距離を保つ。ケージ中央で右跳びヒザを見せたが、これはキャッチされてグラウンドに持ち込まれてしまった。背中を着かされた平良はスイープから立ち上がる。スタンドに戻るとプレスをかけ、ペレスにケージを背負わせて右ハイを見せた。
2R、ペレスがサウスポーにスイッチしてローを繰り出す。オーソドックスに戻したペレスは、左右を振りながら距離を詰めるが、平良は首相撲で迎え撃つ。打撃の交錯から、またも平良のアイポークが発生。再開後、左拳を握り突き出す平良は、右アッパーを突き上げた。ペレスの右カーフには左ジャブを合わせる。ワンツーで下がらせてから右アッパーを突き上げる平良は、足を使って距離を保つ。ロー、カーフキックを連打するペレスに、平良が右カーフを当てた。ペレスも距離を詰めて細かいパンチを当てる。
平良がケージ中央から飛び込み、シングルレッグでテイクダウンする。ケージ際でバックに回った平良が、右腕を首に回しながら背中に飛び乗った。振り落とそうとするペレスに対し、左手でペレスの右手を掴んでキープする平良。その状態から体を話して引き倒した平良が、おたつロックからバックマウントへ。パウンドを落とそうしたところで、ペレスがうめき声を上げたためレフェリーが両者を分けた。どうやらグラウンドに移行した瞬間、ペレスが右ヒザを捻ってしまったようだ。結果は平良のTKO勝ち——ランク5位のペレスを下し、UFC6連勝を飾った。
試合後「I’m Happy!」と叫んだ平良は世界フライ級王者パントージャとのタイトルマッチをアピール。最後のシーンについては「対レスラー用の必殺技です」と語った。さらに「フライ級ファイター、俺の前に1列に並べ!」とご機嫌だった。