【ONE FN29】ザキロフ、サプトラの右でヒヤリとさせられるも2Rにパウンドアウト。無敗記録を12に伸ばす
【写真】ストロー級とフライ級、どちらで戦っていくかも気になるザキロフだ(C)ONE
<140ポンド契約/5分3R>
サンジャル・ザキロフ(ウズベキスタン)
Def.2R0分46秒 by TKO
エコ・ロニ・サプトラ(インドネシア)
これまでONEではストロー級(56.7キロ)で戦ってきたザキロフが140ポンド(63.50キロ)契約の試合に臨む。サプトラの右カーフにザキロフが右ストレートを合わせる。ザキロフがパンチを見せると、サプトラは再び右カーフ。ザキロフはジャブからダブルレッグに入ってテイクダウンを奪う。バタフライガードを取るサプトラに対し、ザキロフはサプトラの頭をコーナーに詰めてヒジとパンチを落とす。
サプトラは半身になって立ち上がるが、ザキロフがそのままバックについてグラウンドへ。再びサプトラが立ち上がるとザキロフが後方からパンチを入れてテイクダウンを仕掛ける。ここでサプトラがロープを掴んでしまい、レフェリーにイエローカード=減点が提示される。また左目尻をカットしたサプトラにドクターチェックが入る。
再開後、ザキロフがパンチを入れながらテイクダウンを狙い、サプトラが立ち上がると首相撲からヒザ蹴りを入れる。距離が離れるとザキロフが左ストレー斗とカポエイラキック、ワンツー。ダブルレッグでテイクダウンを奪い、ここはサプトラに立たれるが、すぐにザキロフが右ストレート、右カーフ、右ハイ。スイッチして左ミドルを当てて攻勢に出る。このままザキロフが押し切るかに思われたが、サプトラがザキロフの右ローに右ストレートを合わせ、ザキロフが後方にダウン。思わぬ一撃をもらったザキロフはすぐにテイクダウンに入ってラウンド終了を迎えた。
2R、ザキロフがジャブと左の関節蹴りを見せて左ミドル。ダブルレッグからボディロックで組んで、ボディにヒザ蹴りを突き刺す。一度距離が離れるとザキロフがダブルレッグでテイクダウンを奪ってヒジを落とす。ドントムーブでリング中央から試合再開になると右のパウンドを効かせて、左のパウントを連打。これでサプトラの動きが止まり、レフェリーが試合を止めた。サプトラの一撃でヒヤリとする場面もあったザキロフだったが、最後は危なげなくパウンドアウトし、MMA戦績を12戦12勝とした。今後ストロー級とフライ級、どちらで戦っていくかも気になるザキロフだ。