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【RIZIN LANDMARK10】茨の道を行く男=武田光司がコレスニックと激突!本戦11試合が追加決定

【写真】武田は「ワンマンワールドグランプリ新章」(柏木)で日本人キラーのコレスニックと対戦する(C)RIZIN FF

7日(月)RIZIN公式YouTubeチャンネルにて、11月17日(日)愛知県は名古屋市港区のポートメッセ名古屋 第1展示館で開催されるRIZIN LANDMARK 10 in NAGOYAの追加対戦カードが発表された。
Text by Takumi Nakamura

RIZIN48ではヴガール・ケラモフの復帰戦、イゴール・タナベのヘビー級での参戦、浜崎朱加×シン・ユリ、昇侍×芦澤竜誠の2試合が発表され、今回の動画内では本戦11試合が追加された。

フライ級:伊藤裕樹×イ・ジョンヒョン
フライ級:柴田MONKEY有哉×ヒロヤ
フライ級:村元友太郎×トニー・ララミー
フライ級:北方大地×アリベク・ガジャマトフ
バンタム級:アラン・ヒロ・ヤマニハ×山本聖悟
バンタム級:白川ダーク陸斗×マゲラム・ガサンザデ
フェザー級:ヴガール・ケラモフ×摩嶋一整
フェザー級:ビクター・コレスニック×武田光司
ライト級:キム・ギョンピョ×倉本大悟
93キロ契約:イゴール・タナベ×マルコス・ヨシオ・ソウザ
ヘビー級:スダリオ剛×加藤久輝


出場が発表されていたケラモフは一度対戦が流れている摩嶋一整と仕切り直しの一戦、イゴールは2022年7月以来の試合となるマルコス・ヨシオ・ソウザと対戦する。

動画内ではRIZIN柏木信吾氏がカードごとに各試合のテーマを案内する形で試合が発表された。まず今大会で目を引くのはフライ級のカードの多さだ。柏木氏はこのフライ級4試合を「堀口恭司包囲網」と銘打ち、同席した榊󠄀原信行CEOは堀口と大晦日に向けて最終的な契約の交渉中としたうえで「堀口恭司とコイツが見たいという選手を磨き上げる作業をやりたい」と続けた。

そんなフライ級4カードのなかで、RIZIN初参戦となる海外勢はトニー・ララミーとアリベク・ガジャマトフだ。ララミーはカナダ人MMAファイターでキックボクシングとレスリングのベースを持ち、TKO・PFC・LFA・BTCなどで活躍。MMA戦績は9勝2敗、PFCとBTCでフライ級のベルトを巻いている。ガジャマトフはダゲスタン出身のファイターで、格闘技のバックボーンは散打。レスリング系の選手のイメージが強いタゲスタン勢において散打仕込みの蹴り技を得意にしており、ACA Young Eaglesで4戦4勝の成績を残している。

フライ級以外ではケラモフ、トフィック・ムサエフ、メイマン・マメドフ、トゥラル・ラギモフに続いてアゼルバイジャンからマゲラム・ガサンザデが初参戦。ガサンザデはAMC Fight Nightsを主戦場に戦い、MMA戦績10勝1敗のファイターだ。そして日本からはDEEPで5連勝中の倉本大悟がRIZIN初参戦し、ライト級でキム・ギョンピョと対戦する。

RIZIN復帰組は山本聖悟と加藤久輝。山本は約3年8カ月ぶりのRIZIN登場で、2023年から韓国・Black Combatに参戦して3連勝と勢いに乗っている。加藤は2016年のRIZIN1以来のRIZIN参戦で、Bellatorでの活躍を経て、2018年からはK-1に参戦。2022年12月の試合で現役引退を表明していたが、本職のMMAで復帰を果たす。

そしてビクター・コレスニックと武田光司のフェザー級戦が決まった。コレスニックはRIZINで岸本篤史、高木凌、中原由貴に3連勝。フェザー級の日本人にとって一つの壁になっている。対する武田は2024年3月にフェザー級転向初戦で萩原京平に判定勝利するも、6月のラジャブアリ・シェイドゥラエフではRNCで一本負けを喫した。シェイドゥラエフに続いて強敵との対戦となったが、ここでコレスニックに勝利すればフェザー級トップ戦線に浮上できる。

武田としてはコレスニックの多彩な蹴り技をどう捌いて、テイクダウンの攻防&トップキープに持ち込めるか。打撃も含めたスタンドの距離をどちらが支配するかがポイントになる。柏木氏曰く「ワンマンワールドグランプリ新章」、世界の強豪に挑み続ける=茨の道を行く男・武田に注目したい。

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