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【PFL2019#02】ONEで強さ見せたハイブラエフ×LFA王者ジャクソン。Road FC経由トーレス&バオが参戦

PFL2019#02【写真】ハイブラエフとジャクソン、この試合は見逃せない(C)ONE&LFA

23日(木・現地時間)、ニューヨーク州ロングアイランドのナッソー・ベテランズ・メモリアル・コロシアムでPFL2019#02が開催され、ライト級とフェザー級のレギュラーシーズンが開幕する。


フェザー級=ランス・パーマー、ライト級=ナタン・シュルチと揃って2018年度のチャンピオンが引き続き出場することになった2つの階級、フェザー級ではアンドレ・ハリソン、アレッシャンドリ・カピタオン、アレッシャンドリ・ポポ、スティーブン・ザイラー、ライト級でもクリス・ウェード、ラムジー・ニジェム、ラシッド・マゴメドフら昨年の出場メンバーの名前もまま見られる。

そんななかニューフェイスには11勝1敗のカルラォン・シウバ、さらに33勝1敗のルイス・ジャパというブラジル勢、11勝0敗のタジキスタン人ファイター=ロイック・ラジャボフなどレコードの綺麗な選手が混ざり、アジア縁のファイターも出場している。

Torresライト級ではROAD FCライト級100万ドル・トーナメントに出場し、準決勝敗退となったホニ・トーレス、さらに準々決勝で日本の下石康太に敗れた中国のバオ・インカンが参戦する。キャリア43戦目を迎えるトーレスは、やや堅い打撃から組み技にもちこみ、真骨頂はやはり寝技にあるブラジリアンだ。ただし、真っ向勝負がベースのロードのケージと違い、PFLのデカゴンはディフェンシブ・アタッカーも少なくない北米思想のMMAである。

初戦の相手のニジェムもまたレスリング防御力はアジア勢より高い。ニジェムに対し、疲弊することなく自分の試合に持ち込むことが欠かせないホニの北米カムバック戦だ。

Bao一方のバオの北米進出初戦の相手は、昨年王者のシュルチになった。細身の体ながら筋肉質のバオは、佐々木信二を長期欠場に追い込んだ破壊力のある打撃が信条だが、よりテイクダウンの占める率が高いPFLで頂点に立ったシュルチの組み&打撃をいかに切り、打撃戦に持ち込むことができるか。ここで金星を挙げると、バオの人生は大きく変わってくるファイトになろう。

そんなロードFC組以上に、フェザー級に出場するモヴリッド・ハイブラエフは注目だ。キャリア13勝0敗、たった一度のONE出場でエウベウ・バーンズを完封したロシアンファイターだ。その勢いのある右ストレートでバーンズの心を折り、レスリングでも圧倒したハイブラエフは寝技でも防御だけでなく、パスガードを決めマウントを奪取するなどトランジッションの強さと、コントロール能力の高さを見せつけた。

ハイブラエフが相対するのはLFAフェザー級王者からPFLへ進んだ元UFCファイターのデイモン・ジャクソンだ。伸びる右ストレート、右ハイ、接近戦ではヒザ蹴りもさえる打撃戦のなかで、抜群のタイミングでテイクダウンを決めることに長けているジャクソン。このジャクソンを相手にハイブラエフがONEで見せたような強さを発揮するなら、一気にパーマーやハリソンと並びフェザー級の軸となるだろう。

■ PFL2019#02対戦カード

<フェザー級/5分5R>
ランス・パーマー(米国)
アレックス・ギルピン(米国)

<ライト級/5分3R>
クリス・ウェード(米国)
ネイト・アンドリュース(米国)

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・ハリソン(米国)
ピーター・ペティス(米国)

<ライト級/5分3R>
ラムジー・ニジェム(米国)
ホニ・トーレス(ブラジル)

<ライト級/5分5R>
アクメット・アリエフ(ロシア)
カルラォン・シウバ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
アレッシャンドリ・カピタォン(ブラジル)
ルイス・ジャパ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
イスラム・マメドフ(ロシア)
イリエ・ジホウン(フランス)

<ライト級/5分3R>
ラシッド・マゴメドフ(ロシア)
ロイック・ラジャボフ(タジキスタン)

<ライト級/5分3R>
ナタン・シュルチ(ブラジル)
バオ・インカン(中国)

<フェザー級/5分3R>
アレッシャンドリ・ポポ(ブラジル)
ジェレミー・ケネディ(カナダ)

<フェザー級/5分3R>
デイモン・ジャクソン(米国)
モヴリッド・ハイブラエブ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
スティーブン・サイラー(米国)
ガジ・ラバダノフ(ロシア)

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