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【ACA162】ランス・パーマー……左をガードして右移動→コーナーにぶつかり、トゥメノフの左に倒される

<ACAフェザー級GP準々決勝/5分5R>
ビベール・トゥメノフ(ロシア)
Def.1R4分53秒by KO
ランス・パーマー(米国)

サウスポーのパーマーが右に回って左カーフを蹴る。肩回り、胸板の厚さがフェザー級とは思えないトゥメノフは右ボディストレートを伸ばし、左ローを繰り出す。パーマーは左カーフを続け、サークリングも続ける。簡単に組めないパーマーはワンツー、そして左カーフを見せて回る。左ボディで距離を詰めたトゥメノフが、ガードの上から右ハイ。もう一度トゥメノフが左ボディを打ち、前蹴りから右ストレートを伸ばす。トゥメノフはカーフを蹴り、左フックを当てる。間合いを外すパーマーは左ハイでバランスを崩し、即立ち上がる。攻め急がないトゥメノフに対し、組むように前に出たパーマーが左右のフックを振るう。

この際にアイポークがあったことをアピールするが、レフェリーは試合流す。トゥメノフはレフェリーとは別に、パーマーの様子を伺い攻めないなかレフェリーがファイトを要求。タッチグローブで再開すると、パーマーのダブルの気配にパンチを合わせたトゥメノフは、続くダブルレッグもスプロールする。打撃を見せても組めない展開は、パーマーにとっては厳しい。左ミドルを蹴ったパーマーだが、トゥメノフの左フックをブロックして右に回る際にコーナーにぶつかる。その刹那、左フックをテンプルに被弾して前方に崩れたパーマーは、追撃のパウンド一発でTKO負けとなった。

「彼は素晴らしいストライカーだった。最初の数分はカーフを蹴って、ボディキック、フェイク、ボディムーブと良い感じで戦えていたけど……まぁ、初回で負けたし……何て言えば良いのか。彼は尊敬に値する良い仕事をした。もう1度? そう望むよ。ここに来るのはエキサイトだった。UFC以外で最高にタフな相手と長旅の末に戦った自分を誇りに想う」と話したパーマーにロシアのファンは拍手を送った。


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