＜ACAフライ級GP準々決勝／5分5R＞
アザマット・カレフォフ（ロシア）
Def.3R1分54秒by TKO
オシムコン・ラクモノフ（タジキスタン）

キャリア16勝0敗のカレフォフが、ACAに戻りキャリアの再構築へ。サイドキックを見せるサウスポーのラクモノフが右足を顔面に届かせる。右から左ミドルを見せたカレフォフだが、蹴り足をキャッチされバックに回られる。後方にエルボーを見せるカレフォフは、正対したラクモノフの小外刈りでテイクダウンを取られる。頭を抱えたカレフォフは自ら放してケージを背負うよう移動する。再び首を抱え、立ち上がろうとしたカレフォフに対し、ラクモノフが殴りながら間合いを取り直す。

跳びヒザを見せたカレフォフは、クリンチの攻防でケージにラクモノフを押し込み細かいヒザを続ける。シングルに出たカレフォフと体を入れ替え、鋭いボディを打ちこむカレフォフ。カレフォフもスイッチしてシングルへ。かわしたラクモノフが逆にダックアンダーからバックに回ると、ここも正対して小外でテイクダウンを奪う。カレフォフはすぐにスクランブルに持ち込み、クリンチからヒザを繰り出す。左オーバーハンドから左ハイを見せたラクモノフは、直後のカレフォフのステップインに右をカウンターで合わせダウンを奪う。腰から崩れたカレフォフに鉄槌を連打したラクモノフ。カレフォフは必死でガードに戻し、さらにシングルレッグからスクランブルで立ち上がって時間を迎えるも、ラウンド終了後も足が泳いでいた。

2R、前に出てパンチ、クリンチからヒザを繰り出すカレフォフに対し、離れてパンチのラクモノフがその勢いに巻き込まれテイクダウンを取られる。立ち上がったラクモノフが正対すると、カレフォフはシングルからダブルレッグ、さらにバックに回るとスラムし鉄槌を打ち込む。立ち上がったラクモノフにヒザを入れたカレフォフは、離れて右ハイを繰り出す。ラクモノフは左右に回りつつ、左オーバーハンドを当てる。

カレフォフのパンチが荒くなると、もう一発左を入れたラクモノフだが再びケージに押し込まれる。大内からシングルに切り替えたカレフォフはダブルレッグも、ラクモノフも倒れずウィザーをきかせてバックも許さない。それでも腰を抱えてバックに回ると、リフトからスラムしたカレフォフは離れて右ハイを繰り出す。ラクモノフも打撃戦になると、息を吹き返して右を入れ、左オーバーハンドから左ハイという動きを見せる。初回と違い攻め急ぐことなく、組んでテイクダウンを決めたカレフォフがバックへ。ラクモノフは前転して上を向くとパウンドを被弾し、ラウンドを落とした。

3R、直ぐに圧を掛けて前に出たカレフォフが跳びヒザからクリンチへ。ヒザ蹴りを入れて、大外刈り。耐えたラクモノフにハイを狙う。クリンチの攻防で、ツーオンワンに来たカレフォフに対し、右を当てたラクモノフだがケージに押し込まれワキをすくわれて姿勢を乱す。パンチ&ヒザ、組みの圧力でラクモノフを押し込むカレフォフがダブルレッグ→バックへ。ここでもスラムし、バックを維持したカレフォフも後方からのヒザ蹴り4発入れ、ラクモノフが前方に崩れる。左のパウンドの連打に動けなくなったラクモノフがTKO負けとなった。カレフォフがACAフライ級GP準決勝を決めた。

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