【ACA127】お見事。アズマット・カレフォフ、KO負けのピンチを脱しアナコンダで落とし王座防衛!!!
<ACAフライ級選手権試合/5分5R>
アズマット・カレフォフ(ロシア)
Def.3R3分11秒by アナコンダチョーク
ラスル・アルバスカノフ(ロシア)
左ジャブを伸ばすカレフォフ、右ストレートからスピニングバックフィストをアルバスカノフが見せる。アルバスカノフは右ローを蹴り、左リードフックへ。飛び込んで下がるというアルバスカノフに対し、中央を陣取ったカレフォフが左ジャブで迎え撃つ。アルバスカノフは再び左ローを蹴り、スピニングバックフィストへ。これをブロックしたチャンピオンはジャブの相打ちから、ボディを狙う。スイッチする挑戦者が、シングルレッグから即ダブルに切り替えてテイクダウンを奪う。
カレフォフはクローズドを取り、腰を切ろうとするがアルバスカノフが潰してハーフへ。バタフライガードからクローズドにカレフォフが戻し、ポイント的には不利でもダメージを受けない戦い方に徹する。頭を抱えてまま腰を切ったカレフォフは、肩抜き後転で腕十字へ。腕を抜いたアルバスカノフが担いでサイドで抑え初回が終わった。
2R、ワンツーで前に出るカレフォフに対し、アルバスカノフが小刻みに構えを変える。そのアルバスカノフの右フックを被弾したカレフォフの足が泳ぐ。右フック、スピニングバックキックを受けたカレフォフは右を空振りしながら、そのままシングルレッグへ。ギロチンをセットしたアルバスカノフだが極めきれないとみると、ネルソンへ。これも自ら外したアルバスカノフは、左足で左側へカレフォフをフリップして、ギロチンをセットしスイープし上から絞める。
右腕を入れて耐えたカレフォフは、シングル狙いから立ち上がる。ワンツー、ロー、さらに左ジャブで反撃に出たチャンピオンは、テイクダウン狙いを切る。寝技からスタンドに戻った途端、アルバスカノフはスタミナ切れか動きが止まる。それでもローシングルを決めたアルバスカノフは、ギロチンから頭を抜くと、肩固めを狙う。カレフォフはキムラからスイープし、上を取ると反転したアルバスカノフの背中に乗る。前方に落とされたカレフォフは、そのまま腰を切り、ワキに抱える形の腕十字へ入るが時間となった。
3R、カレフォフがジャブから右を伸ばし、組み狙いにはヒザを見せる。ボディを殴り、アルバスカノフのシングルをしっかりとスプロールしたカレフォフがパンチを落とす。それでも足を抱えたまま立ち上がったアルバスカノフだが、チャンピオンは足を引き抜く。ワンツー、ボディを入れたカレフォフは、シングルからダックアンダーでバックに回ろうと下アルバスカノフに対し、下を選択する。
カレフォフはそのまま右足を振り上げ、後方回転するようにスイープ、マウントを取る。足を戻したアルバスカノフに対しカレフォフは右のパンチを連打し、レッスルアップからのシングルをスプロールしパンチを入れる。がぶったカレフォフはアナコンダチョークへ。押し返そうと伸ばした腕を抱えたカレフォフが、このままアルバスカノフを落とし王座防衛を極め──2度目の王座防衛に成功した。