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【ACA162】ウェルター級準決勝進出はバガエフ。クリンチ&TDとトップゲームでブラゼレスを完封

<ACAウェルター級GP準々決勝/5分5R>
アブバカル・バガエフ(ロシア)
Def.5-0:50-45. 50-45. 50-45. 50-45. 50-45
ミシェウ・プラゼレス(ブラジル)

まず右ローを蹴ったプラゼレス。反転したバガエフが左の蹴りを返し、左フックにダブルレッグを合わせて早々にテイクダウンを決める。バタフライガードからのスイープでスクランブルに持ち込めなかったプラゼレスは、クローズドガードへ。バガエフはケージに押し込み、強烈な左の一発を見舞う。たまらず背中を預けそうになったプラゼレスは、すぐに胸を合わせて立ち上がる。バガエフはヒザ蹴りをボディに入れ、左エルボー。プラゼレスのワンツーにも近距離に立ち続けたバガエフは、一旦おいて距離を取り直した。

プラゼレスは右カーフを蹴り、左フック。さらに右を当てる。バガエフも右ストレートを入れ、右カーフを蹴る。カーフのプラゼレスが、ジャブを打ちがバエフに左を伸ばす。ローを蹴られワンツーからスリーのフックを返すプラゼレスは、左右から前足を削れる。残り15秒のダブルレッグを耐えたプラゼレスだが、初回を落とした。

2R、バガエフが左ハイ。ガードしたプラゼレスは左にダブルレッグを受けて倒される。初回と同じように直ぐに下にされたプラゼレス。ケージ中央の位置取り、バガエフは起き上がり、足を捌きつつ飛び込む。ハーフから潜ってシングルに出たプラゼレスは、スクランブルでスタンドに戻ると、単発の左を伸ばす。バタエフはカーフ&ジャブで崩しに掛かるも、プラゼレスも右カーフを決める。シングルレッグで一気にテイクダウンを決めたプラゼレスは、スクランブルでボディロック&小外で上を取り切る。プラゼレスが左足を抜き、パンチを入れるとバタエフの立ち上がり際にバックに回る。

残り1分で正対したバガエフが右エルボーを入れ、離れてダブルレッグでテイクダウンを決める。サイドバック、ハーフでパンチを打ち込むバタエフがエルボーを入れてニアマウントからパンチを一発落としてラウンド終了を迎えた。

3R、構えを変えるバタエフの左足を蹴ったプラゼレス。直後にカーフを返したバタエフはほぼプラゼレスのパンチを被弾していない。逆に左ジャブを2発、3発と当てて圧を高めるバガエフは、口が開き気味のプラゼレスにカーフを続け、右を伸ばす。直後にプラゼレスが右カーフからフックを決める。残り半分、バタエフはプラゼレスをケージに押し込みエルボーとヒザで攻める。首相撲&ヒジ、ヒザのバタエフはダブルレッグを決めることはできなかったが、ワキを潜ってバックへ。プラゼレスがすぐに胸を合わせて、間合いを取る。両者がカーフという攻防から、プラゼレスのパンチのプレッシャーが強まり、バカエフはクリンチへ。エルボーを見せて離れたバタエフも相当に疲弊しており、試合は4Rへ。

ここも右カーフのプラゼレスに対し、バタエフがカーフを返す。右のパンチにダブルレッグを仕掛けたバタエフが、ケージに押し込んでテイクダウン。バタエフはワキにパンチを連打し、クローズドガードを解きに掛かる。しっかりと足を組むプラゼレスは、スクランブルに持ち込む気配はない。バタエフもしっかりと抑えて、殴り立ち上がらせない。このままバタエフがプラゼレスのガードの中で凄く時間が長くなる。バタエフが細かいパンチ&ヒジを見せ、プラゼレスはクローズド&頭を抱え続けた。

最終回、勢いを取り戻したように右、左から蹴りを見せたプラゼレスがショートのコンビ、離れてワンツーを繰り出す。バタエフはケージを背負って、ダブルレッグも切られる。さらに左を見せてからダブルも防がれ、3度目はスプロールから立ち上がったプラゼレスがヒザを入れる。右アッパーを当て、ケージにプラゼレスを押し込んだバタエフのダブルレッグは決まらない。

それでもケージにプラゼレスを押し込んだバタエフ、ヒザ蹴りを見せてからダブルへ。これも切ったプラゼレスは、ケージに押し込まれた時間が続く。バタエフは無理なく、ヒザを見せて組み続け時間の経過を待つ。残り80秒でプラゼレスがバタエフを押し返し、打撃の間合いへ。手が出ないプラゼレスは、左右に回るバタエフのステップイン&アッパーに距離を詰めることができず、最後もケージに押し込まれた形で時間となった。


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