【UFN190】MMA遊牧民シャクハト・ラクモノフ、プラゼレスを打・組み・寝技で寄せつけずRNCで圧勝
<ウェルター級/5分3R>
シャクハト・ラクモノフ(カザフスタン)
Def.2R2分10秒by RNC
ミシェウ・プラゼレス(ブラジル)
文字通り頭一つ大きなラクモノフが左ジャブ、プラゼレスが右ローを返す。続くローにワンツーを合わせたラクモノフは、ジャブを入れプラゼレスの左フックをかわす。さらに右を当てたラクモノフだが、プラゼレスが組んでケージに押し込む。ここでも身長差、リーチ差を生かしたラクモノフがクラッチを組んで、小外掛けに成功する。ガードを開き、立ち上がって鋭いパウンドをラクモノフが連打する。スクランブルに持ち込んだプラゼレスはギロチンを許さず、小手投げも同体から立ち上がる。ラクモノフは落ち着いて体を入れ替え、ボディにヒザを突き刺し、初回を取った。
2R、左ジャブを突き刺し、スピニングバックキックを見せたラクモノフが、プラゼレスのローをかわして右ストレートを伸ばす。すでに相当に疲弊しているように見えるプラゼレスは、後ろ回し蹴りが顔面をかすめた直後にヒザ蹴りを受け、シングルレッグへ。ラクモノフは切ってワキを潜ろうとしたプラゼレスをまたいでマウントを狙う。プラゼレスは引き込んでガードを取るが、強烈な勢いと切れのあるパウンドを被弾する。
ハーフで潜ろうとして殴られ、シングルもつぶされバックを許したプラゼレスはRNCに入られ、そうそうにタップした。キャリア14連勝、MMA界の遊牧民は「トップ15と戦いたい。カザフスタンで家族と過ごし、少しでも早く戻ってくる」と話した。