【UFC296】組めば盤石。ラクモノフがRNCで一本勝ちし、MMA戦績を18戦18勝=すべてフィニッシュに
<ウェルター級/5分3R>
シャクハト・ラクモノフ(カザフスタン)
Def.2R4分56秒 by RNC
スティーブン・トンプソン(米国)
サウスポーのトンプソンは半身に構えて前後にステップにする。ラクモノフはじりじりと前に出て、右ストレートから両差しで組みつく。ラクモノフはトンプソンの腰をクラッチしてケージに押し込み、ケージに身体を預けてテイクダウンディフェンスするトンプソンの顔にアッパーを突き上げる。
ここからラクモノフはトンプソンの右足にシングルレッグに入り、足を高く持ち上げてボディを殴る。再びラクモノフが左腕を差してケージに押し込むが、トンプソンが離れる。
試合がスタンドの打撃に戻るとトンプソンは独特の構えとステップから右のサイドキックと左ミドル。ラクモノフがパンチで前に出ていくと、トンプソンが左ストレートのカウンターを狙った。
2R、トンプソンは左ミドルを蹴って。ラクモノフの前進に右フックを狙う。ラクモノフはダブルレッグに入り、足を抜いて逃げるトンプソンを追いかけるようにケージに押し込む。
ここもラクモノフが左腕を差し、そこからトンプソンの右足にシングルレッグへ。1Rと同じように持った足を高々と持ち上げてテイクダウンを奪う。トンプソンは尻餅をついた状態で背中をつけず、右手をマットについてトップキープを許さない。
ここでラクモノフは右腕をトンプソンの背中に回して、トンプソンの右腕を取って固定。そのままバックに回ってRNCを狙う。これは極まらなかったものの、ハーフガードでトップキープし、ダースチョークを狙いながらヒジを落とす。ここからラクモノフはがぶってバックへ回り込み、最後はRNCを極めてタップを奪った。これでラクモノフのMMA戦績は18戦18勝オールフィニッシュとなった。