＜ミドル級／5分3R＞
アブバカル・バガエフ（ロシア）
Def. Unanimous Decision
ヤスベイ・エノモト（スイス）

前に出て左ローを蹴ったヤスベイに対し、バガエフも右ローを返す。互いに左右のローを蹴り、ジャブからストレートを伸ばす。右を当てたヤスベイに対し、バガエフがワンツーの右を打ち込む。バガエフは左ミドルから左ジャブ、ヤスベイが右オーバーハンドをヒットさせる。ヤスベイの右にダブルレッグを合わせたバガエフがテイクダウンを決める。バガエフがクローズドの中で上腕ごと右エルボーを振り下ろす。

左のパンチを入れ、腰をコントロールしてヤスベイを立たせないバカエフのパウンドに勢いが乗ってくる。右のパンチ、ヒジを落とすバガエフはスクランブルを許さず初回を取った。

2R、ワンツーに右を返したバガエフ。ヤスベイも怯まずパンチを纏める。間合いを取り直した両者、バガエフは左カーフを蹴り左リードフック、さらに左ハイを見せる。と、一気にダブルレッグを決めたバガエフが初回に続きガードの中からパンチを打っていく。ケージを背負い立とうとしたヤスベイだが、バガエフがバックに回るとワンフックでパンチを打っていく。

ヤスベイは胸を合わせて立ち上がろうとするが、バガエフはバックを取り続ける。前転からガードを取ったヤスベイは残り1分になりスクランブルへ。ここもバガエフがバックコントロールを続ける。ようやく胸を合わせたヤスベイだが、バガエフがダブルレッグで倒す。ヤスベイは苦し紛れのノーアームギロチンを仕掛け時間に。

最終回、足を止めて拳の届く距離で殴り合った両者。ヤスベイはダブルレッグを切り、ボディにヒザを入れる。さらに左ボディ、右フックを当てシングルレッグも切ってヒザを突き刺す。それでもケージに押し込んだ状態でダブルレッグを決めたバガエフが、トップに。

頭を押して立ち上がろうとしたヤスベイに対し、バガエフが鉄板のバック奪取&ワンフックへ。ヤスベイはキムラ、さらにスピニングバックエルボーを狙うが、頭を下げたバガエフが前方にテイクダウン。スクランブルから前転でガードを取り直してヤスベイは、流れを変えることができず、バガエフの強烈なボディロックの前にガードが続き時間となった。

文句なしの判定勝ちを手にし、5年越しのリベンジを達成──キャリア19勝目を挙げたバガエフは「ずっと待っていた。エノモトはサムライだった」と話し、ACAミドル級王者サラーム・アブドゥラクマノフへの挑戦をアピール。ベルトを肩にかけたアブドゥラクマノフがケージインし、両者が向かい合った。

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