【ACA95】マシエウがあのボリソフから2度ダウンを奪い、スプリット判定勝ちする
<バンタム級/5分3R>
フランシスコ・マシエウ(ブラジル)
Def. Sprit decision
オレッグ・ボリソフ(ロシア)
思い切り右を振っていくマシエウ。ボリソフはボディから顔面を狙うと、マシエウも右を返す。ボリソフのローに右を合わせようとしたマシエウ、察したボリソフが下がる。慎重の立ち上がりのなかでも、一発で倒す力を持つパンチを繰り出す両者。マシエウは前蹴りから置きに行くような左ジャブ、ボリソフは左ボディフックを当て攻撃を散らしておいて、右オーバーハンドを打ち込む。素早いジャブにマシエウが組んでいくが、ボリソフは受け止め離れ際に左をフルスイングする。左の相打ちで打ち勝ったマシエウだが、続く飛びヒザは空振りとなった。
2R、ハイ、ロー、関節蹴りを放つマシエウ。ボリソフはここも左ボディフックを打ちこみ、マシエウのニータップを防ぐ。マシエウの右を被弾して後方に倒れたボリソフが、すぐに立ち上がる。マシエウは直後にダブルレッグで、テイクダウンに成功する。背中をつかされたボリソフは、エルボーから足を一本抜かれるとスクランブルでバックマウントを許す。しっかりと首を守るボリソフだが、後方からパンチを入れられマシエウが後方に倒れて仰向けにされる。
残り1分、腕を喉下に通すことができないマシエウは、後方からエルボーを打ち込む。さすがのボリソフも苦しそうな表情を浮かべたが、時間まで絞めを許さなかった。
最終回、ジリジリと前に出るボリソフに対し、マシエウが蹴りを多用して突き放そうとする。さらに左右に動くマシエウが、正面での打ち合いになかで左フックをヒットする。続くテイクダウン狙いはボリソフが切り、ローを蹴っていく。しかし、ボリソフがここでも右フックを受けてダウンを喫する。2Rと同じようにすぐにスタンドに戻ったボリソフがケージにマシエウを詰める。肩にマシエウを担いでボリソフがテイクダウンに成功する。
鉄槌、右エルボーを飛び込むように入れたボリソフは、起き上って必死にパンチを振り下ろす。マシエウが最後まで足をきかせ、タイムアップともに両手を挙げて勝利をアピールした。結果、スプリット判定でマシエウがボリソフを相手に番狂わせを起こした。