【Pancrase304】カイル・アグォンが中島太一とフェザー級次期挑戦権を賭けて対戦。勝者と戦うのは、誰?
【写真】Evolveのトライアウトを受けた際の中島。いつになれば合否が公になるのか(C)MMAPLANET
13日(水)、パンクラスより4月14日(日)に江東区スタジオコーストで開催されるPancrase304に出場が決まっていたカイル・アグォンの相手が中島太一となり、さらに両者の試合がフェザー級次期挑戦者決定戦になることが発表されている。
これでもかと現有勢力で話題性のあるカードを組んできたパンクラス4月大会に、中島が名前を連ねることとなった。ACB参戦から昨年9月にパンクラスに復帰し田村一聖に勝利した中島だが、12月に決まっていた中原由貴戦を負傷欠場。そして、その負傷を押して11月にEvolve MMAのトライアウトに受けていた。
合否の結果は、未だに明らかにされていないが、このタイミングで中島は再びパンクラスのデカゴンに上がり、フェザー級王座を目指してアグォンを戦うことが決まった。アグォンは活動停止したPXCの元バンタム級王者で、フェザー級に階級を上げ2年前からパンクラスを主戦場にしてきた。この間の戦績は3勝1敗で現暫定フェザー級KOPのISAOにスプリットで競り勝ち、ONEに移った松嶋こよみには判定で敗れている。昨年10月に田中半蔵を相手に、再びスプリット判定勝ちと渋い勝ち方で今回の挑戦者決定戦の機会が巡ってきた。
ズバリ、この試合もアグォンは中島の勢いのある打撃の間合いを殺してくるに違いない。そして、自らはタッチボクシングからケージレスリングを仕掛ける公算が高いだろう。常に我慢比べをしてきたアグォンに対し、中島も気持ちを途切れせることなく5分3Rをフルに削り合う覚悟が必要だ。と同時にケガの完治具合も気になる。
気になるといえば、この挑戦者決定戦で勝った選手は、正規王者ナザレノ・マレガリエに挑戦することになるのか。それとも暫定王者のISAOに挑むこととなるのか。正規王者は昨年PFLに参戦していたが、今年のPFLは5月にレギュラーシーズンが始まり、2月にセレクションが行われるというアナウンスがされており、まだ出場選手は確定していない。
そもそもPFLは2年連続出場を認めるのかも現状では掴めておらず、再びナザレノが日本で戦うのかどうか。パンクラス側も今回の発表の際に、中島とアグオンの勝者が誰にチャレンジすることになるのかは、明らかにしていない。