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【Bellator215】前世界バンタム級王者ドゥドゥ・ダンタスが、背水の陣を敷きトビー・ミセッチと対戦

Bellator215【写真】後がないドゥドゥ・ダンタス(C)BELLATOR

15日(金・現地時間)、16日(土・同)の両日にベラトールがコネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで、2日連続イベントを開催する。第1日目のBellator215「Mitrione vs Kharitonov」のメインはマット・ミトリオン✖セルゲイ・ハリトーノフのヘビー級戦が組まれた。


そんなモヒガンサン・アリーナ2デイズ、初日のメインカードでバンタム級の気になる一戦が組まれている。それがドゥドゥ・ダンタス✖トビー・ミセッチの1戦だ。ミセッチはコンテンダーシリーズで敗北を喫し、新天地に日本のパンクラスを選択も家庭の問題という理由で10月大会の来日を取りやめていた。

その後、ミセッチは昨年12月に行われた──こちらはホノルル2デイズの初日、プレリムマッチでベラトール初戦を戦いエドワード・トームスにTKO勝ちを収めている。この勝利が買われ、ダンタスと対戦予定だったマニー・ヴァスケスの欠場を経て今大会の出場が決まった。

前バンタム級世界王者のダンタスは、一昨年10月にダリオン・コールドウェルにベルトを奪われると、昨年7月の再起戦ではマイケル・マクドナルドに僅か58秒でKO負けを喫してしまった。とはいってもパンチを受けた時に右足首を負傷し、殴られるままとなった敗北だった。

いずれにせよ、大切な試合で2連敗を喫したダンタスととって、ニューカマーといってもおかしくない代役のミセッチ戦を落とすことは、タイトル戦線から完全に脱落を意味している。

ミセッチの粗い打撃とは対照的に、しっかりと左ジャブで相手の前進を制してタイミングを計って組みつくとテイクダウンもしくはバック奪取という絶対の流れがあるダンタス。ミセッチにしても、独特のリズムの打撃を封じ込められたコンテンダーシリーズで敗れたた過去を持つ。いかに正統派で完成度の高いMMAストライキングを打ち破れるかがミセッチが本土で上位進出を果たせるかどうか、鍵を握っている。

対してダナ・ホワイト・チューズデーナイト・コンテンダーシリーズで勝てなかったミセッチに遅れを取ることは、ダンタスにとってMMAファイター人生に計り知れない悪影響を及ぼすことになる。負けられないダンタスと、勝ちたいミセッチ。その辺りの精神面の違いが如何に戦略、動きに表れるのかも気になる一戦だ。

■ Bellator215対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
マット・ミトリオン(米国)
セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア)

<ウェルアー級/5分3R>
ローガン・ストーレー(米国)
イオン・パスク(ルーマニア)

<バンタム級/5分3R>
マイク・キンベル(米国)
ジョン・ドゥマ(米国)

<175ポンド契約/5分3R>
オースチン・ヴェンダーフォード(米国)
コディ・ジョーンズ(米国)

<バンタム級/5分3R>
ドゥドゥ・ダンタス(ブラジル)
トビー・ミセッチ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ピート・ロジャースJr(米国)
ジェイソン・ライン(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
アマンダ・ベル(米国)
アンバー・レイブロック(米国)

<ライト級/5分3R>
マーカス・スリン(米国)
ペドロ・ゴンザレス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ビリー・ガフ(米国)
ライアン・ハーディー・エヴァンズ(米国)

<フェザー級/5分3R>
マット・プロビン(米国)
アリ・ザビアン(米国)

<女子アトム級/5分3R>
タバサ・アン・ワトキンス(米国)
リンジー・ヴァンザンド(米国)

<ヘビー級/5分3R>
スティーブ・モウリー(米国)
アフメド・サミール・ヘフニー(エジプト)

<ミドル級/5分3R>
パット・マクローヘン(米国)
ジェイソン・マークランド(米国)

<ウェルター級/5分3R>
アイアン・バトラー(米国)
クレイグ・プラスケット(米国)

<バンタム級/5分3R>
ジョン・ベネデュース(米国)
ソープ・アム(米国)

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