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【ONE90】オンラ・ンサンとの再戦を前にNY行きを決めた長谷川賢─02─「展開力を上げたいです」

Ken Hasegawa【写真】3月31日──次にサークルケイジに足を踏み入れる時、長谷川の戦いはどのように変化してるのか (C)MMAPLANET

3月31日(日)、東京都墨田区の両国国技館で開催されるONE90「A New Era」でオンラ・ンサンの持つONE世界ミドル級王座に挑戦する長谷川賢インタビュー後編。

リベンジを賭けた世界戦の2週間前までNYのセラ・ロンゴ・ファイトチームで練習することを決めた長谷川。現地で何を掴もうとしているのか。ミドル級という世界でも非常に層が厚い階級で戦う彼だからこそ、もう一段上に上がるための戦い方を身につけようと、出稽古を決行するに至った。

<長谷川賢インタビューPart.01はコチラから>


──熱い言葉で既に信頼関係ができたのですね。

「まず信じることから。そこがないと始まらないですから。そうやっていくしかないって思っていたけど……とある人に『違うと思ったら、すぐに帰国すれば良い』と言ってもらえて。この言葉で、本当に気が楽になりました。行ったら行ったで、それは全て自分の経験になりますし」

──NYで何を身につけたいですか。

「MMA全体のレベルアップ……完成度を上げたい。結局、打撃が多めになったり、組技が多めになったりするので、全てをフルで回していけるようになりたいです。そうですね……展開力を上げたいです」

──展開力?

「次から次、次から次へと展開していける力ですね。そこを最近はずっと考えてやってきました。止めて、固めてという勝ち方の先にあるものですよね。強い選手は止めて固めて勝てるからこそ、さらに展開の速さという武器を持っています。

米国のミドル級やライトヘビー級の選手は、日本のライト級ぐらい動けますからね。そういう展開の速さ、次から次へと局面を変えていける速さが欲しいです」

──そこを体にしみ込ませるためのNYなのですね。

「頭で考えて動くことはできますからね。そうでなく、感覚で動けるようになりたいです。それと殴られることに対して、ビビる気持ちはあっても良いけど、ビビったらダメ。殴られた後も、必要以上に距離を取ることなく嫌がらないように戦えるようになる。

殴られて離れると、次の展開が生まれず同じことを繰り返すようになりますから。殴られた時の恐怖心を失くすためにも、週に一度は殴り合いのスパーとかしてきたので。言ってみれば、そこをやるためにずっとディフェンスに重点を置いた練習をやってきたんです」

──長谷川選手のMMAが次の段階に来たと。

「そのためには体が大きくて、動ける相手が遠慮なく掛かってくるところで練習する必要があるんじゃないかって。

殴られないで戦うのが一番です。自分だけ殴って展開を創れるようになりたいですけど、試合では殴られる。殴られても展開を創っていけるようにしたい。

苦しい展開になった時に大雑把な動きをするのではなく、丁寧に動く。そうでないと、本当の意味で展開なんてできないと思うんです。そういう今の自分に無いモノを、NY手で手に入れてきます」

──次の試合はONEの日本大会、そこでリベンジとなる世界戦を戦うのですが、その先をも見ているようですね。

「その先は考えています。ただし、次の試合はやはり大切です。負けてベストバウトになった相手と日本でもう1度戦うことができるって、最高の舞台だし。

ベストバウトはもういらないです。ボーナスで5万ドルがもらえたり、年間表彰されたことは嬉しいですけど、負けた試合ですからね。次は強くなって勝ちたい。それだけです。派手にやって派手に散れば良いなんて、微塵も考えていないです。だって、前の試合なんて審判がいなければ殺されていますよ」

──……。

「そこを考えると悔しくて、ムカついて。アワードに出席して……何回も自分がぶっ倒れているシーンが流されるんですよ。次は倒さないと……」

──そのためにも充実したNYでの日々になることを願っています。

「ありがとうございます。ニューヨーカーになって帰ってきたいです!!」

──?

「何がニューヨーカーって分かっていないですけど、少し言ってみたかっただけです(笑)」

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